皆さん、「和顔施(わげんせ)」という言葉をご存知でしょうか?

 

人に対して、笑顔で優しく接することを言います。

仏教の世界観で使われる言葉で、一般の人でも一番簡単にできる仏道修行の一つです。

 

 

人の表情や感情は、一種のエネルギーです。このエネルギーは、とても伝染しやすい特徴を持っています。

たとえばあなたがお店で何かを買おうとした時に、店員さんがいかにもブッキラボウに、マニュアルを嫌々こなしているといった様子でレジを打っていたら、感じが悪いなあ・・・と、しばらくイヤな気分になったりしませんか?

また逆に、店員さんが、ニコニコ明るい笑顔で、商品を大切に扱いながら、あなたのことを考えて手早くレジを打ってくれたら、とても良い気分になって、自分もちょっと人に親切にしてみようと思ったりしませんか?

この、後者の店員さんがしていることが「和顔施」です。笑顔と声と雰囲気と態度で、明るいエネルギーを伝えてくれているんですね。

 

 

なーんだ、そんなこと?そんなのいつもフツウにやってるし。

という方は、素晴らしい方です。和顔施を自然と身につけているんですね。

 

 

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療育は、とてもエネルギーを使う働きかけです。

 

お父さん・お母さんがどんなにがんばってもお子さんの心には届かないように感じたり、

お子さんの暴言や暴力にクタクタに疲れ果てたり、

周囲のお子さんとつい比べてしまって落ち込んだり、

周囲の無理解に悩んだり・・・

 

笑顔を浮かべる気力もなく、苦しさに打ちのめされるような気分でいる方が大勢いらっしゃると思います。

こういう時は、がんばる力がなかなか出てこないこともありますよね。

 

 

そんな時にはちょっとだけ周りを見てみませんか。

レジの店員さんがあなたに向かって微笑んでいるかもしれません。

すれ違う人がかるく会釈してくれるかもしれません。

道端に咲いている花があなたのほうを向いているかもしれません。

あなたが気づかないだけで、あなたのほうに向かっている明るいエネルギーはたくさんあるんですよ。

 

 

あなたの周囲に明るいエネルギーを集める方法はとても簡単です。

自分が少しだけ明るいエネルギーを発信してみればよいのです。

あとは勝手に、エネルギーが伝染して、明るいエネルギーが集まってきます。

 

 

療育や育児でも同じことです。

楽しい療育を実現するには、明るいエネルギーを集めることが上手であることが必須スキルです。

お子さんの小さな成長を喜んであげること。

素直に物事を受け止めること。

人から向けられるネガティブな感情は受け流すこと。

自分から生まれるネガティブな思いを否定せず、見つめてあげること。

こういうことを少しずつ積み重ねていくことで、あなたを明るいエネルギーで包んでくれます。

 

 

 

あなたは今、ほほえんでいますか?(^ ^)