734-1 ある大学教授のお話
ある大学教授のお話を聞く機会がありました。
先生の大学は全国でもトップレベルの難関校の一つで、先生の研究室に参加しているのは非常に勉強のよくできる、優等生の学生さんが多いそうです。
ところが、そんな優秀な学生さんたちは、少しの挫折で、かなりの割合で日々の研究生活に支障をきたすのだとか。
以下は先生のお言葉そのままで、ちょっと表現が強いかなとは思うのですがそのまま書くと、、、
734-2 簡単に折れてしまう学生さんたち
学生たちは親から押し付けられた受験戦争で疲弊しており、自分自身のやる気がどこに向いているかわかっていない。
大学を出て就職するとポキッと折れてしまう。
本当に勉強ができる優秀な学生たちでも、将来が見えない挫折で簡単に折れてしまって、20歳前後で破綻する。
というお話でした。(学生さん全員が当てはまるとは限らないでしょうが、先生の実感としてお話を伺いました。)
どんな人生の道のりも、それ自体には良いも悪いもないと思います。
ただし、そこを歩くために何より大切なのは、本人の興味関心やモチベーションです。
自分が興味を持てないことを、大人に言われたからといってただやるのは、一時的には高揚感や達成感は味わえるかもしれませんが、長期的に見れば良い結果にはつながりません。
美しく舗装された見事な道を大人に言われるままに歩くよりも、たとえ藪の中のけもの道だろうと、切り立つ崖に刻んだ道だろうと、自分で本当に歩きたいと思ったところを歩くほうが、本人の満足度や人生の充実は高まるでしょう。
734-3 自分の行きたい方向を明確に
身体の原点に立てば、生きていることすべてが学びです。
でも、多くの大人たちは、子供たちを既存の社会規範に入れ込もうとし、そこから外れることに不安や抵抗を感じます。
大人も子供も、まずは自分自身の行きたい方向を明確にすることが何より大切だと、改めて思います。
とは言え、人生経験の未熟な子供たちが、自分で自分の進路を常に適切に決められるかというと、大人の目からはだいぶ怪しく見える瞬間があるのも事実ですね。。
子供さんを導く方向性に迷ったとき、大人の方々にぜひ参考にしていただきたいことがあります。
長くなりましたので、続きは次回以降に。
本日は以上です。
それでは、また。
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