658-1 子供たちが本気で取り組むこと
前回はこんな記事を書きました。
大人は子供を自分の思い通りに扱うことができてしまう、という話から、その子がもともと持っている力を育むための関わり合いを増やしていけたらいいな、というところを書かせていただきました。
子供たちが本気で取り組むのは、自分にとって楽しいことだけです。
心の中から「やってみたい!」「やってみよう!」と湧き上がってくることを「内発的な動機付け」と呼びますが、そうした心の中からの動機によって行動したとき、子供たちにとってはすべてが学びとなります。
内容や結果がどんなものであれ、その行動体験は、ご本人の血肉となって人生を支えてくれるでしょう。
658-2 大人のやるべきこととは
園や学校での活動も、どうやったらその子が「やりたい!やってみたい!」と思えるか、その環境づくりこそが大人の力ではないかと思います。
子供が「やってみたい!」と思えて、そのための行動を起こしたならば、あとは大人がすることはたった一つだけです。
ゆっくりでもいい、間違えてもいいから、子供が本気で取り組んでいることを、穏やかに見守っていくこと。
これに尽きるのではないでしょうか。
658-3 どんな環境でも手立てはある
と同時に、園や学校で、決められた時間内に決められた内容をこなすことを求められる環境下では、これが一番難しいのですよね。
でも、制限があることは、悪いことではありません。
たとえば時間を区切ると集中できるといったように、人の身体は制限があるからこそ発動する力を持っています。
どんな環境でも、子供たちの「やってみたい!」「やってみよう!」を応援する手立てはきっとあります。
その手立ての見つけ方も、人によってアプローチがさまざまなのですが、詳しくはまた次回以降に。
本日は以上です。
それでは、また。
いつもあなたに明るい風が吹きますように。
- 療育のセカンドオピニオンが欲しい方
- 一般的な療育支援分野とは違う角度からアドバイスが欲しい方
- 漠然とした不安や言葉にしづらい”何か”があってクリアにしたい方
ぜひ一度「オンラインセッション」にお声掛けください。
育児・療育は親子の育ち合いです。
お子さんのお話だけでなく、親御さんのお話を伺うことも大切な時間です。
うまく書けない・しゃべれないと思う方もご安心ください。
ゆっくり丁寧にあなたの中にある”何か”を引き出します。