651-1 自分の身体の扱い方=他者との関わり方
今年の夏はずいぶん暑いようですね。
暑さで体調を崩された方のお話もちらほら伺っておりました。
かく申す自分も、ここ数日、身体がむくみ、だるくて、うまく動けないな~という違和感があり、昨日はそれがピークに達して、夕方まで休んでおりました。
おかげさまで夜にはだいぶ回復しました。
急に一気に暑くなったので、身体がついていかなかったのかなと思っております。
こういうのを暑熱順化というらしいですね。
皆さんも、適度に汗をかいて、身体を暑さに慣らしつつ、どうぞご自愛くださいますように。
わたしは自分の身体の限界が来ると、わりとこんな感じで「すべてを放棄して半日寝る」という方法を採用することが多いのですが、
人が自分自身の身体をどのように扱っているかは、そっくりそのまま、他者との関わり方の中に表れます。
特に子供たちとの関わりには、建前が入らない分、相似が強く出るように思います。
651-2 大人が子供に「〇〇させる/させない」
特にわかりやすいのは、子供たちに「〇〇させる/させない」という考え方ではないかと思います。
21時には寝かせる。
ごめんなさいと言わせる。
おもちゃを他の子に貸すよう指示する。
宿題をさせる。
ゲームをさせない。
などなど、大人が子供に「〇〇させる/させない」場面は日常的にたくさんあります。
大人が責任を持って子供を導き、基本的な生活習慣や社会的ふるまいを育むために欠かせないものであり、同時に、行き過ぎれば大人の支配が過剰になり、子供の自主性を削ぐことにつながります。
(何事もそうですが)必要に応じて適切に採用したい考え方ですね。
651-3 選択肢を広げたいときに
「子供に〇〇させる/させない」ことに違和感がない方ほど、ご自身の身体をご自分の思い通りにしようとする意識が強いように思います。
そういう方は、暑さでだるいくらいでは特に気にせず、栄養ドリンクなどを飲んで頑張れてしまうのですね。
(それが良い悪いと言っているわけではなく、考え方や行動の傾向の話です。)
自分の頭が考えていることと、自分の身体が感じていることの間には、意外と差があるのだということに気づいていただくと、「〇〇させる/させない」以外の選択肢も視野に入ってきますし、ご自身の行動の仕方、他者との関わり方にも変化が出るかもしれません。
何かに行き詰まったとき、変化したいとき、状況を変えたいときに、このあたりをちょっと振り返ってみていただくと、何かのヒントになるかと思います。
本日は以上です。
それでは、また。
いつもあなたに明るい風が吹きますように。