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チームに貢献し、認め合う。自尊感情を育むチーム戦という考え方

目次

622-1 ▼ 自尊感情を育む

自尊心、自尊感情とは、自分に自分で価値を見出すことができる健やかな心の働きです。

人生には晴れの日ばかりではなく、雨や嵐や台風の日もありますが、雨や風に打たれてもまた立ち上がることができるのは、自尊感情というバネがあるからですね。

自尊感情は日々の関わり合いの中で育まれていくものですが、お子さんの個性や環境によっては、なかなか自然には育ちにくいこともあります。

そうしたときも、意図的に場を設定することで、お子さんの心を励まし、自尊感情が伸びるきっかけを作ってあげることができます。

今回は「チームに貢献する」という場面を考えてみましょう。

622-2 ▼ チームで認め合いの機会をつくる

たとえば、チーム対決でゲームやスポーツをします。

ゲームの内容は、走る速さや力の強さを競うといった直線的に勝敗の決まるものではなく、参加者それぞれの良さが引き出されるような多面性のあるものが理想的です。

最近では、いろいろな人がみんなで一緒に楽しめるアダプテッドスポーツという考え方も珍しくなくなってきました。
「自分は走るのが遅いから、リレーに参加すると足を引っ張ってしまって申し訳ない」といった遠慮やひけめなしに、それぞれの人が全力で純粋にプレイを楽しむということ自体が、自尊感情の育みにつながっています。

ゲーム後には、「〇〇さんのこういうところがすごかった」「〇〇さんがこういう戦略を取っていて、次は自分もやってみようと思った」などとシェアし合います。

ただ勝敗を決定するだけで終わらせず、それぞれの価値を認め、称え合う機会とすることが目的です。

ご家庭でも、ゲームを通して、同じような認め合いの機会を作ってみましょう。

622-3 ▼ 大人と子供で全力勝負

たとえば、大人vs子供でのチーム戦 という競い方があります。

自分よりも大きくて、何でも自分よりよくできる、そんな大人という存在に勝つことは、子供たちにとってはひとしおの喜びとなります。

といって、大人が手を抜いて「相手に勝たせてあげる」と、子供はすぐに察します。
それでは本当の自尊心は育まれません。

大人も真剣に勝負しつつ、小さなお子さんでも良い勝負ができるようなゲームを工夫してみましょう。

次回は、そんなゲームの具体的な一例をご紹介します。
アダプテッドスポーツほど本格的ではないですが、特別な道具も必要なく、ご家庭でも気軽に楽しめると思います!


本日は以上です。
それでは、また。
いつもあなたに明るい風が吹きますように。

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この記事を書いた人

楽しい療育の三輪堂 主宰

身体の原理原則で、育児も人生ももっと面白く。

ふとしたきっかけでゼロから独学で療育を学び、療育の知恵はあらゆる人に当てはまる人生の知恵であると確信。従来の療育知識に整体・武学体術・エッセンシャルオイル等を取り入れ、身体の原理原則にもとづいて無理なく心身を活かす道を提案中。日常生活のすべてが学びになり、よりよく生きるヒントに変わる生き方を実践しています。

活動フィールドは、情報発信・執筆・オンライン療育相談・身体と心のつながりを深めるセミナー・エッセンシャルオイルと整体を組み合わせたケア・志を発信する媒体作成など。

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