477-1 ▼ 運動会
今日は子供の運動会でした。
心地よい秋晴れの空の下、弾ける大勢の子供たちのエネルギーに、こちらまでパワーをもらうような気持ちでした。
この連載でも何度か書いていますが、わたしは運動会が大嫌いでした。
運動会シーズンが来ると、とにかく当日雨が降って中止になることだけを祈り続けてきましたが、不思議と一度も雨は降りませんでした。
雨乞いの才能は持ち合わせなかったようです。
あれから数十年が経って、自分が親という立場で子供の活動を見守るようになると、運動会というものへの見方も少しずつ変化してきました。
477-2 ▼ まず得意なことを伸ばす
いまだに勝ち負けのあるスポーツやゲームは苦手ですが、運動会そのものへの不快感は緩和されつつあります。
運動会から卒業して何十年も経っているのに、いまだに恨み続けるなんて、我ながら執念深いなあと思いますが、、、笑
療育でも、苦手なことを練習して底上げするより、まずは得意なことを伸ばしてあげよう、ということがよく言われます。
これは身体の原理原則から見ても理にかなっています。
不得意なことにあえてチャレンジすると、頑張るために身体が良くも悪くも緊張します。
多少の緊張に対応できる余力のある人・状況ならば良いのですが、たとえば教室内で限界ギリギリで踏ん張っているようなお子さんには、この緊張は悪い意味のプレッシャーになってしまいます。
477-3 ▼ 本来育つべき芽を育む
得意なことを練習するほうが楽しく主体的に取り組めますし、得意なことが広がっていけば、結果として苦手分野をカバーできるようになっていきます。
苦手なことを練習しなくて良いというわけではなく、練習する順番として、得意なことが先、苦手なことはその次、ということですね。
わたしにとっても、運動会が象徴していたさまざまな苦手分野を、それ以外の得意分野が伸びてくることでカバーできるようになり、カバーできる範囲が広がってくると少しずつ苦手分野に取り組む余力も生まれてきて、相乗効果で少しずつ前進してきたように思います。
今、ご自身やお子さんが、何か苦手なことで悩まれているとしたら、苦手なことはとりあえずそっとしておいて、得意なことに目を向けてあげていただけたらなと思います。
時間はかかるかもしれませんが、きっとそのほうが、身体の自然な波に乗って、本来育つべき芽が育まれ、その方の才能がより深く明るく発揮されていくことでしょう。
本日は以上です。
それでは、また。
いつもあなたに明るい風が吹きますように。
自分で自分を大切にする
自分らしく生きることが美しいという時代へ
心と身体のつながりを深め、身体は健康に、心は穏やかに
こういう時代だからこそ、本当に大切にしたいものを選びましょう
自分の身体を心の底から信頼できるようになりましょう
自分で自分の身体をケアしてあげるにはどうすればよいのか、ZOOMでご一緒しましょう
触れ方一つで身体への影響は大きく変わります
あなたがもともと持っているのに気づいていない身体の力を体感してみてください