475-1 ▼ 話を聞くことに疲れたらどうしますか?
今日は、「話を聞く立場になることが多い」お母さんや支援者の皆さんに向けた記事です。
発達プロセスの途上にあるお子さんのお話を聞く場合、お子さんによっては、やや癖のある話し方をすることもあります。
(感情を剥き出しにする子、攻撃的・侮蔑的な言葉ばかり使う子、何度も同じ話を繰り返す子、相手の気持ちを察するのが苦手な子など)
きちんとお話を聞くのはもちろん大切なことですが、こうしたお話を冷静にずっと聞き続けるのは、実際問題として大人でもちょっと難しいことがあります。
ところが、「話を聞くことに疲れたのでリフレッシュの時間を取ります」という方は、あまりお見かけしません。
なぜでしょうか。
475-2 ▼ 会話もエネルギーのやりとり
たとえばテニスのラリーや野球のキャッチボールを2時間も3時間も続けたら、身体にはそれなりの負担がかかりますよね。
プレイヤーは途中で休憩を挟んだりして、体力の回復をはかろうとするのではないでしょうか。
疲れたら休む、は、ごく当たり前のことです。
が、話を聞くという行為に関しては、疲れたから休む、があまり一般的になっていないように思います。
話す・聞くということも、身体の原理原則から見ると、一種のエネルギー交流です。
物理的な何かをやりとりしているわけではありませんが、目には見えなくとも、それと同等のやりとりが会話中には行われています。
スポーツに疲れたら休憩するように、話を聞くことに疲れたらぜひ休憩を取ってください(^ ^)
475-3 ▼ 疲れたら休んでください
疲れたらキャッチボールの精度が落ちるのと同じで、自分に余裕がないと、話を聞くこともできません。
変に曲解したり、普段ならスルーできるちょっとした言葉が妙に気にかかってイライラしたりなど、「聞くこと」のパフォーマンスの精度が落ちます。
話を聞いているのがしんどいと思ったらそれが合図ですよ(^ ^)
自分を大切にすることは、相手が話しやすい雰囲気を作るためにも、お互いにより良い関係性を作るためにも、会話を通して話し手にも聞き手にも自然な循環が起こるためにも、とても意味のあることです。
ご自身の身体と心に対して素直に、どうぞご自身の余裕を取り戻すために行動を起こしてくださいね。
本日は以上です。
それでは、また。
いつもあなたに明るい風が吹きますように。
自分の身体からの答えを知りたい方へ
身体の現在地を認識する
心と身体のバランスを整える
身体からのメッセージを受け取る
心身と対話する静かな時間をお過ごしください
あなたの身体がいま動きたいと思っている方向・速度・幅で波を通し、身体の現在地から心身のつながりを深めます
あなたの身体の中にある「今もっとも必要なこと」「いま伸びたいと思っている芽」をそっと後押しします