416-1 ▼ 会話が苦手な10代の女性
10代の女性(仮にAさんとします)から、なかなか興味深いお話をうかがいました。
ご本人のご快諾をいただき、シェアさせていただきます(^ ^)
Aさんは、「会話が苦手」ということでした。
同世代のご友人たちとの会話は、ご本人いわく「ダラダラと無意味に続く」「無駄な時間」と感じられるとのことで、、
会話にはいくつか種類があって、目的地があってテキパキと進んでいくものもあれば、共感を積み重ね合いながら漫然とお散歩をするような内容のものもあります。
後者の場合、会話を通して有意義な結論を求めているというよりは、言葉のやりとりそのもの、時間の経過それ自体を楽しみながら、醸成されていく気配を味わうということになるのだろうと思うのですが、
Aさんが苦手なのはまさに後者の会話スタイルです。
Aさんは、何事もきっちりと、論理的に合目的的に進めていくのがお好きで、意味がない(ようにAさんには思える)やりとりの積み重ねは苦痛だということでした。
416-2 ▼ 余裕を持って過ごす
そんなに苦手なら無理に会話をしなくても良いとは思うのですが、Aさんは、そういう自分を変えたいとも感じておられるようでした(^ ^)
お話をうかがっていると、幼い頃からきっちりとスケジュールが決まっていることに安心を覚えるところがおありだったようです。
スケジュールを決めるだけで疲弊して実行に至らず、自己嫌悪に陥ることがしばしばある、というようなお話も。
次に何をするのか何度も自分の中で確認しないと安心できないこともあるということでした。
これ以外にもいろいろとお話をうかがって、全体を通して感じたのは、、、
会話というのは一つの象徴であって、Aさんが踏み出していきたいのは
【もっとゆとり・余裕・「遊び」のある生活、スケジュールで固めなくても自分の気持ち一つでゆったりと動ける時間の過ごし方】
なのではないか、ということでした。
これは三輪堂風にいうと「つながりの深いありかた」ということになります。
416-3 ▼ 軸を育む
Aさんほど強く自覚していなくても、似たような感覚をお持ちの方は珍しくないのではないかと思います。
こういう方は、自分にとって受け入れやすいところから「余白」を味わってみる体験を増やしていくと良いのではないかと思います。
たとえばスケジュールをきっちり組まず「何もしない時間」を短時間でいいから設定してみる、といった取り組みが一つですね。
身体の原理原則から捉え直すと、スケジュールをきっちり立てる心持ちは、意図している方向からの打撃には強いけれども、軸が弱い状態です。
突発的な事態に弱く、イレギュラーな出来事が起こると対応できずに倒れてしまいます。
こういうときにはまず身体に軸を育んであげることをお勧めしています。
軸が生まれると、余白を楽しむ気持ちも自然と芽生え、会話に悠々と対応できるようにもなっていくことでしょう。
- 軸の育み方
- 軸があるとはどんな状態なのか
などなど、体感してみたい方は相互循環セッションへどうぞ。
本日は以上です。
それでは、また。
いつもあなたに明るい風が吹きますように。
自分の身体からの答えを知りたい方へ
身体の現在地を認識する
心と身体のバランスを整える
身体からのメッセージを受け取る
心身と対話する静かな時間をお過ごしください
あなたの身体がいま動きたいと思っている方向・速度・幅で波を通し、身体の現在地から心身のつながりを深めます
あなたの身体の中にある「今もっとも必要なこと」「いま伸びたいと思っている芽」をそっと後押しします