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身近な品物でできる!「協力する」を体感できる遊び

目次

370-1 ▼ 協力するって何??

集団生活では、誰かと協力して一つのことを進めていく機会がたくさんあります。
小さなお子さんから大人まで、社会生活の土台にあるのは「協力」であるとすら言えるかもしれません。

ところでこの「協力する」とは、なんとなくわかるようでいて、実は意外と具体性を欠く表現です。
一体何をどうすれば「協力」ができたことになるのか?
明確に説明しろと言われたら、大人でもちょっと迷ってしまうのではないでしょうか。

そこで今回は、「協力する」ことを体験の中で実感できる遊びをご紹介します。

370-2 ▼ 協力を体現する遊び

輪ゴムUFOキャッチャー

用意するもの

・大き目の輪ゴム
・紐
・キャッチするもの(輪ゴムの直径よりやや大きめであまり重くないものがよい。紙コップ、ペットボトル、丸めた紙など)
・ゴール(カゴやバケツのような入れ物がわかりやすい)

1.大き目の輪ゴムに3~4本の紐を結びつける
等間隔でバランスよく結ぶのがポイント!

2.2~4人で紐を持つ
2人で遊ぶ場合は、紐を4本結んで、1人で2本の紐を持つとやりやすい
3~4人で遊ぶ場合は、人数分の紐を結んで、1人1本ずつ持つとよい

3.各自が紐を引っ張って輪ゴムを広げ、キャッチするものに輪ゴムをかける

4.紐と輪ゴムでものを支えたままゴールに移動する

5.紐を引いて輪ゴムを広げ、ゴールにものを落とす
ゴールにものを入れることができれば成功!

370-3 ▼ 遊びのポイント

この遊びでは、ものを手で直接触らず、紐と輪ゴムの操作のみでものを扱うところに難しさと面白さがあります。
複数の人が紐を引くので、誰かの力が強すぎても弱すぎてもうまくいきません。

うまくものを操作するためには、

「Aさんはそのままの力をキープして、Bさんはもっと紐を引いてほしい」
「みんなで一斉に紐を引っ張りたい」

などと、お互いに考えを適切に伝え合う必要があります。

グループのメンバーがそれぞれの意見を伝え合ったり、リーダー役のお子さんが陣頭指揮を取ったりなど、チームによってさまざまなプレイスタイルが出てくるでしょう。

それに加えて、輪ゴムと紐の強さ、キャッチするものの重さや大きさ、相手が紐を引く力など、さまざまなものの加減を感じ取りながら、自分の力具合を微調整することになります。

輪ゴムUFOキャッチャーは、これらのプロセスを通して、まさに「協力する」ことを体感できる遊びです。

大人が混じれば低学年から、お子さんだけで遊ぶなら小学校3~4年生くらいからチャレンジできるかと思います。
身近な品物だけで遊べますので、ご家庭や教室で、ぜひ試してみてくださいね(^ ^)


本日は以上です。
それでは、また。
いつもあなたに明るい風が吹きますように。

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この記事を書いた人

楽しい療育の三輪堂 主宰

身体の原理原則で、育児も人生ももっと面白く。

ふとしたきっかけでゼロから独学で療育を学び、療育の知恵はあらゆる人に当てはまる人生の知恵であると確信。従来の療育知識に整体・武学体術・エッセンシャルオイル等を取り入れ、身体の原理原則にもとづいて無理なく心身を活かす道を提案中。日常生活のすべてが学びになり、よりよく生きるヒントに変わる生き方を実践しています。

活動フィールドは、情報発信・執筆・オンライン療育相談・身体と心のつながりを深めるセミナー・エッセンシャルオイルと整体を組み合わせたケア・志を発信する媒体作成など。

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