314-1 ▼ 1週間続けてみた
309話目で、柔らかいビニールボールを脚の間に挟んで過ごすと色々良いことがあるらしい、という話を書きました。
該当記事はこちら
ボールを挟む体操から思う、モノと身体の関係
https://sanrindou-members.com/go/4920/
わたしがこれを知ったのはとあるテレビ番組でしたが、その番組では、ふくよかな女性の芸人さんのボディサイズが引き締まったり、体重が減ったり、というダイエット効果が強調されていました。
実際に試してみると、ダイエットの効果はわからないながら、姿勢の維持や体幹に意識を集めることに効果がありそうだったので、療育的にも意義がありそうだなと思い、こちらのLINEでもご紹介した次第でした。
・・・実はわたくし、その番組を見て以来毎日、内ももに100円ショップのエア枕やクッションを挟んで過ごしています。
もう1週間くらいになります。
テレビで見た芸人さんのように下っ腹が引き締まったらイイナアという下心もありながらですが、一番はとにかく、姿勢を保つのが楽だからです。
314-2 ▼ 自分の身体で実感したこと
背筋が伸びる
わたしが仕事をしているのは食卓の片隅です。
イスと机はごく普通のスツール(背もたれなし)とダイニングテーブルで、長時間の座り作業に向いた環境とは言い切れません。
で、ついつい猫背になりがちだったのですが、モノを挟むと明らかに背筋が伸びています。
背筋を伸ばしているほうが楽になります。
脚を閉じやすい
わたしは脚を閉じて座ることが苦手で、すぐにプルプルしてきてしまうので、すぐに脚を開いてダランと座ってしまうのが常だったのですが、モノを挟み付けていると、脚を閉じていることがとても楽です。
楽に閉じていられますが、筋肉を使っていないわけではない証拠に、内ももや下腹部に軽い筋肉痛があります。
この調子でいったら下腹に多少の引き締め効果は期待してもよさそうな感じです。
冷え改善
足先の冷えが相当改善しました。
もともとそんなに冷えるほうではないのですが、座りっぱなしで数時間集中していると、気づくと足先がキンキンに冷えていることがありました。
モノを挟んでいるとこの “キンキン感” が全くありません。
普通に座るよりも筋肉を使っていることと、挟んでいるモノを落とさないように無意識にモゾモゾと脚を動かしているので、血流が促進されているのかもしれません。
314-3 ▼ 身体が必要とするものが自然と引き出される
自分の身体の感覚を捉えづらいお子さんは、「背中をピンと伸ばして」「お腹にぐっと力を入れて」といった一般的な表現では、その通りの行動を起こしづらいことがよくあります。
ましてや「きちんとイスに座って」といった表現では言わずもがなですね。
そういうお子さんも、脚の間に柔らかいモノを挟んで、モノを落とさないように脚を締めておくだけで、骨盤が自然と立ち、背中やお腹の筋肉に穏やかな緊張を起こす(=つられて背筋が伸びる)ことができます。
自分自身で1週間試してみて、とにかくその姿勢を保っていても全然つらくない、むしろ楽、という体感があります。
それはつまり「無理に筋肉を使っている」のではなく、「身体が必要とするだけの筋肉の緊張がモノによって自然と引き出されている」ということだろうと思います。
体感覚が弱いお子さんの中にも、きっとこれによって良い影響を実感できる方がいるのではと思います。
脚の間に柔らかいモノを挟んでおくだけですので、ぜひ試してみてください。
本日は以上です。
それでは、また。
いつもあなたに明るい風が吹きますように。
- 療育のセカンドオピニオンが欲しい方
- 一般的な療育支援分野とは違う角度からアドバイスが欲しい方
- 漠然とした不安や言葉にしづらい”何か”があってクリアにしたい方
ぜひ一度「オンラインセッション」にお声掛けください。
育児・療育は親子の育ち合いです。
お子さんのお話だけでなく、親御さんのお話を伺うことも大切な時間です。
うまく書けない・しゃべれないと思う方もご安心ください。
ゆっくり丁寧にあなたの中にある”何か”を引き出します。