こんにちは。三輪堂です。面白く生きる連載、233通目です。
233-1 ▼ お疲れがたまっていませんか
新年が始まって2週間ほど経ち、なんとなく、ちょっと息切れぎみの方が出始めているのかなーという気がします。
寒さ、雪、コロナ関係のストレス、日常生活の疲れ、人間関係の悩み、いろいろ理由はあるでしょうが、
疲れているときはぜひ、遠慮なく休んでいただきたいなあと思います。
233-2 ▼ 生活の中に休憩を組み込む
発達の特性で、自分の心身の疲れを認識しづらい方もいらっしゃるかもしれません。
お子さんの場合は、生活スケジュールの中に休憩を組み込んであげるのも一つの手です。
具体的な行動を伴わない「休憩」という活動の意味がわからないこともしばしばありますので、
■休憩の具体的な内容(横になる、部屋を暗くする等、その子の心身が休息できる状況をつくる)を明確にしてあげたり、
■休憩スペースに入る、アラームを鳴らすといったアクションを通じて、「休憩という作業」の始まりと終わりを明示してあげたり、
すると良いでしょう。
233-3 ▼ 言っても伝わらないときは
成人の場合は、まずはその方ご自身が、休憩の大切さを認識することが第一歩です。
(一般の大人の方でも、意外と休憩を軽視している方がいらっしゃいますよ!)
自分が休もうと思わなければ、傍でいくら言っても意味がありません。
身体を壊してからでは遅いので、日頃から自分の心身を大切に扱うことを伝えていきたいところです。
特に10代後半から20代くらいの方は、身体的に元気で無理がきいてしまうこともあり、休憩しろといってもなかなか聞き入れてくれないことが多いようですね。。
思春期の反抗の延長で、親御さんなど身近な方からのお話を頭からはねつけるということもあるようです。
ご本人になかなか伝わらないときは、まずは周囲にいる方が自分自身を大切にする姿勢を徹底することをお勧めします。
231通目でもお伝えした、「まずは自分」です。
その様子を陰に日向に見せてあげながら、ご本人の自覚が切り替わるタイミングを待つのが一つの手かと思います。
他にも、ご本人が信頼する相手・この人の言うことなら耳を傾けるという相手がおられればその方から伝えていただくといった働きかけや、生活習慣を外堀から変えていく働きかけなど、色々と考えられますが、その方の性格や環境によるところも大きいものですので、個別具体的なお話については療育相談をご利用ください。
老若男女問わず、誰でもみんな、休憩をしっかりとって、自分を大切に、丁寧に生活していける方が増えるといいなあと思います。
本日は以上です。
それでは、また。
いつもあなたに明るい風が吹きますように。