こんにちは。三輪堂です。
面白く生きる連載、170通目です。
昨日のオープンチャットではメッセージの配信の順番がおかしくなってしまって失礼いたしました!1通目が送信エラーになって、後から送信完了になったみたいです。今日はそうならないといいのですがm(_ _)m
さて、今日は「大きな循環」の話です。
170-1 ▼ 助ける人、助けられる人
瀧本が関わっているチームの中にある方がいて、仮にAさんと呼びます。Aさんはとてもおっとりしています。事務的な連絡メールなどを見逃してしまわれることも多く、いつも瀧本や他の方が個人的に連絡して、フォローしています。
瀧本はたまたまチームの運営側にいますので、Aさんには常に気を配っています。全体にメールをしてもたぶんAさんは見ないだろうという前提で(笑)、個人的にメッセージを送ったりしています。
Aさんと瀧本の関係性を見ると、基本的にAさんは助けられる側、瀧本は助ける側です。その逆の、Aさんが瀧本を直接的に助けてくださる場面というのはあまりないわけですが、それで瀧本が嫌な気持ちになるかというと、全然そんなことはありません。
Aさんは穏やかな笑顔やおっとりとした雰囲気で、そこにいるだけで場を和ませてくださっています。また、みんなにお菓子やワインを持ってきてくださるなどして、チーム全体に貢献してくださっています。
だから瀧本も、またAさんったらメール見てないな、仕方ないなあ、などと思うことはあっても、「Aさんのためなら」という気持ちで、無理なく行動することができているのです。
170-2 ▼ give & takeをどこで切り取るか
Aさんのような方はきっとあなたの周囲にもいらっしゃるのではないかと思います。
いつも誰かに助けてもらっている人、あなたがいつも助けてあげているけれどあなたを直接助けてくれることはあまりない人。
どうですか、思い当たる人がいませんか。
Aさんと瀧本という二人だけの関係性の中で見ると、give & take の天秤は釣り合っていません。どちらかというと瀧本からのgiveが多くなります。
でも、チーム全体に視野を広げると、Aさんのgiveの天秤はぐっと増えて、大きな循環が成り立っています。
人間関係を受け取る時は、ぜひこんな風に、小さな循環でものを見ないで、大きな循環で見てあげたらどうかなと思います。
170-3 ▼ 大きな循環でものを見よう
育児でも往々にして同じことが起こります。
親が子供に向けたエネルギー、関心、情熱、愛情のすべてが、そのままgive & takeで返ってくることばかりではありませんよね。むしろ、親はgiveをしっぱなしで、子供からは感謝の言葉ひとつ返ってこない、ということすらあるかもしれません。
無償の愛という言葉があるように、それこそ身を粉にして家族のために行動し続けるお母さん・お父さんのお姿を、瀧本もあちこちで見ています。
育児・療育中の親御さんは、ご自身の行動が報われないと思うことも、がっかりしてくじけそうになることもあるかもしれません。が、ぜひ、ご自身の行動を、大きな循環の中に置いて捉え直してみていただけたらなと思います。
親子関係という1対1の循環の中で直接的に報われることがなくても、もっと大きな関係性の中で見たら、間接的にあなたに返ってくるものがきっとあるはずです。
あなたがこれまでに行ってきたgiveは、その大きな循環の中できっと誰かに届き、いつかどこかで何倍にもなって、あなたに戻ってくるのだろうと思います。
本日は以上です。
それでは、また。
いつもあなたに明るい風が吹きますように。