頑張り屋さんのママさんたちへ
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生きたいように生きる世界のつくりかた
今回は、仕事と育児を両立する共働きのママさんたちが感じる「負担感」についてお伝えします!
夫婦共働きで、家事育児の分担はママのほうが高い家庭
わたしがご相談を伺うママさんたちは、ご夫婦で共働きされている場合、旦那さんがお仕事の比重が高く、奥さんが家事の比重が高い、というお宅がほとんどです。
もちろんパパさんたちも家事育児を手伝ってくれる、協力的なパートナーなのですが、
その上で、ご家庭の中での役割は↓
こういう感じ。
家事育児をやるといったら、やっぱり最初に先頭に立つのはお母さんたちです。
今回は、そんなご家庭のお話をさせていただきます。
これ、不思議なもので、専業主婦or主夫で、仕事と家事を完全に分業されているご家庭は、また全然空気感が違うんですよね~
女性の負担感が生まれる理由
こういう状況のお家で何が起こりがちかというと、
女性の負担感
です。
パートナーがどんなに家事に協力的であったとしても、女性は「疲れた!」という実感を強く抱くようです。
その理由には、女性性と男性性の相克が隠れているのでないかなと思っています。
これはあくまでも、三輪堂がセッションで身体に触れたりお話を伺ったりする中で体感したものに過ぎず、社会調査のエビデンスがあるとかではないんですが。。
男性性が優位な社会
一般的に、会社組織は、男性性が優位な世界です。
経営幹部の中に女性がいるかいないかはどうでもいい。
もちろんいてくださったほうが、いないよりも断然マシだと思いますが、そういう次元の話ではないんです。
そもそもの構造が、男性性の世界です。
会社だけではなく、学校や政治など、世の中で一般人が目にする社会組織の基本構造は、男性性が、男性性の理屈で構築したものです。
「男性性」と「男性」は違うので、ご注意を~♪
その人の性別が男性か女性かは関係なく、それぞれの人の中にある男性的なものが男性性、女性的なものが女性性です。誰の中にも、そのどちらもが含まれます。
男性性と女性性の違い
ここで一旦、男性性と女性性の違いをざっくりまとめると、こんな感じです。
男性性は直線的、階層的。
明晰で、上に向かって上り詰めていこうとする。
何事もきれいに理屈と計算で答えが出る世界です。
人の思考、頭、考えることの働きが最大限に発揮される世界です。
女性性は逆です。
もっとファジイであやふやで、感覚的、感情的。
量子論的と言ってもいい。
量子論というのは、物質はすべて普段は波のような状態で、観測された瞬間に一点が決まると説明されている理論ですけれども、女性性の持つ感情の動きはこれに似ています。
こちらは、人の身体、感覚、感じることの働きが、最大限に発揮される世界です。
男性性優位の社会で女性性が息切れする
企業勤めと家事育児のはざまで疲れてしまう女性というのは、こうした男性性が優位な世界の中で、ご自身の中の女性性が息切れしてしまって、ついていけなくなっているのではないかな、と感じています。
すべての女性がそうなるわけではないし、男性ならみんな元気だというわけでもありません。
問題なのは性別ではなくて、その人の中の男性性と女性性の割合です。
冒頭で、今回話題にするご家庭は
パパさんはお仕事9割で家事が1割
ママさんはお仕事4~5割で家事が5~6割
と書きました。
この数字がそのまま、その人の中の男性性と女性性の割合を表していると言ってもいいと思います。
パパさんは男性性が優位な男性。
ママさんは男性性と女性性をバランスよく持っているけれど、女性性のほうがやや強めな女性。
といった感じです。
こういうタイプの女性たちは、自分の中の男性性と女性性のバランスが良いがゆえに、男性性優位の社会の中でも、上手に泳いでいけます。
仕事もきちんとできる、家に帰ったら家のこともしっかりできる、お子さんにとっては愛情深い素晴らしいお母さん。
そういうバランスの取れた女の人は、びっくりするくらい多いんですよね。
たぶん、これを読んでくださっているあなたもそういう人だと思います(^ ^)
【仮説】会社勤めをしている女性はみんな疲れている!?
でも、先述のように、会社勤めというのは、男性性の社会です。
どんなにバランスを取るのが上手な人でも、会社では自分の中の男性性を強化して働く、家に帰ったら自分の中の女性性を取り出してきて子供の相手をする、そういうやり方をずっと続けていたら、それは疲れますよね。。
これは誤解を恐れずに断言しますが、「男性性が構築した “会社” 」というものに勤務している女性は、みなさん多かれ少なかれ、無理をしていると思っています。
それには理由があって、そもそも、男性と女性って、身体から見るとまるっきり違うんです。
身体から見ると男性と女性は全然違う!
わたしはバランスセッションというセッションをしています。
バランスセッションについて詳しく知りたい方はこちらをどうぞ。
⇒ バランスセッション
穏やかな整体のようなもので、90分間、あなたの全身に触れて身体をゆるめ、メッセージを引き出します。
これをやればやるほど、女性と男性の身体は、全然違うんだなと、いつもしみじみ感じます。
たとえば、ふくよかな女性と細身の男性だと、見た目はふくよかな女性のほうが大きく見えたとしても、男性の脚のほうが重いです。
女性はとても柔らかい。
男性は硬くて、重いです。
女性は腰回り、ヒップのあたりにエネルギーが集まっていることが多い。
男性はそういうことはないです。
女性のセッションばかり続いて、ポンと男性のセッションが入ると、こちらに伝わってくるエネルギー感が違い過ぎて、戸惑うことすらあります。
細かく見ていくと女性の中でもまた一人ひとり確実に違うんですが、男性という大きな括り、女性という大きな括りでまとめられるくらいの、それぞれの性別の共通点は確実にあると感じています。
会社は男性性優位、育児は女性性優位
さて、そんな二つの性が生きている、この世の中でありますが。
会社組織は男性性が構築したものですが、一方で、育児というのは、女性性が大きく関与するステージです。
育児は思考よりも身体の働きが優位な世界です。
育児は計算して答えが出るものではないし、合理的に無駄なく計画的に、進めていくものでもない。
子供の育ちに理屈なんてないですから。
だから親は、衣食住をちゃんと守ってやって、子供が安全にのびのび過ごせる場所を作ってあげたら、あとは「そばにいるだけ」でいい。
でも、男性性の考え方だと、これはあまりにもファジイで、あやふやすぎて、捉えどころがないので、耐えられなくなります。
会社勤めに慣れた女性たちは、男性性の考え方にも慣れていますので、子供に「ただ寄り添う」みたいなことは慣れてない方が多いですね。
だから親は、一生懸命に子供に教育を与えたり、あれこれ何とかしてあげようとしちゃうんですね。
女性だけが男性性と女性性のスイッチを求められる
育児とお仕事を両立しているママさんたちは、会社では男性性をフルパワーにして働くことを求められます。
が、家に帰った途端に、今度は女性性をフルパワーにして、子供に「ただ寄り添う」ということを求められる。
夫婦共働きって、ただ家事を分業するだけではないんですよね。
男性は、家事の分業は求められても、自分の中の男性性と女性性をスイッチすることは基本的にそこまで求められません。
女性だけが、社会では企業人として男性性的に、家庭では母として女性性的に、自分の中の性をスイッチすることを求められるんです。
これは、誰にとっても難しいことだと思います。
毎日毎日これを続けていたら、それは、疲れちゃいますよね。。
男性性の社会を生きざるを得ない女性性の苦しさ
そもそも、会社、学校などなど、さまざまな社会の環境がすべて男性性優位になっている現状があります。
ママさんたちは、ご自身も男性性の社会を泳ぎ抜いている方たちですから、その男性性の社会に合うように子供を持っていこうとします。
その結果、いろんなところで無理が出てしまう。
子供にも無理が出るし、ママさんたちご自身にも無理が出ます。
子供たちが発達障害なのではないかと不安になる親御さんたちは、もしかしたら、その無理に追い詰められている部分もあるかもしれないなとも思います。この子は発達障害です、とお医者さんに保証してもらえたら、それで一つ答えが出るわけですから。
そんなわけで・・・
仕事と育児を両立するママさんたちのお悩みや、育児に対する負担感。
それらの出どころは、
男性性と女性性の相克の中にあるのではないか
今回はそんなお話でした。
自分の中の両性に目を向けよう
男女雇用機会均等法が成立したのは昭和60年です。
そこから40年近くが経ちました。
男女の平等がうたわれるようになって久しい、この現代の日本社会ではありますが、 男女の平等って、産休をとる、育休をとる、生理休暇が認められる、そういうことじゃないんだと思うんです。
男女の社会的な機会の均等はもちろん喜ばしいことです。
どんな人にも社会的に権利が保障されるというシステムを作り上げたのは、人類の英知の素晴らしい一歩だと思っています。
と同時に、本質的にあなたの身体が持っている、男性性の部分と女性性の部分、その両方に目を向けてあげていただけたらなとも思います。
そうしたら、仕事と育児の両立に悩んでいるあなた自身の毎日も、ちょっと楽になる道が見つかるかもしれないし、
それが積み重なっていくことで、だんだん少しずつ、この男性性の理論で作り上げられた社会も、ちょっとずつ風穴があいて、
もっとファジイで有機的な、本当の意味で男女のバランスの取れた世界になっていくんじゃないかなと、
そんなことを思っている次第です。
男性性と女性性のバランスを取る
もし今、あなたが、仕事と育児の両立に負担を感じているとしたら、ぜひバランスセッションにいらしてください。
男性性優位の会社や社会が悪いと言ってるわけではないのです。
男性性が活きる会社勤めと、女性性が活きる育児と、そのバランスの取り方が絶対あるはずなので。
両方を味わえるのは素晴らしいことだと思います。
もともと自分の中の男性性と女性性のバランスの取り方が上手なあなただからこそ、ほんのちょっと自分の立ち位置、ポジショニングをずらすだけで、びっくりするぐらい楽になることがあります。
どんなポジショニングを取ったら楽になるのか?は、あなたの身体がその答えを知っています。
あなたの身体の中にしか、今この瞬間の答えは存在しません。
バランスセッションで、その答えを引き出すことができます。
セッションは東京の世田谷区、または神奈川の横浜市で行っています。
詳細は以下のボタンからご覧ください。
【仕事と育児を両立するママさん】はなぜ疲れてしまうのか?【原因と対策】
このブログで書いたことをお話ししている動画はこちら!
何枚かスライドが出ます~
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