913-1 魔法使いの杖で遊ぼう!
本日は、不器用さんにお勧めの室内遊びをご紹介します。
「腕を、自分が思っているよりも大きく使う」という動作を通して、手の操作性向上を目指す遊びです。
車椅子のお子さんにも楽しんでいただけます。
その名も、、、
魔法使いの杖
です!
用意するもの
吸い込み口の細い掃除機
口の細いアタッチメントを利用すると便利。
太目のストロー、ラップの芯、パイプなどをビニールテープで固定しても良い。
吸い込むもの
吸い込み口を通らない大きさで、掃除機の吸引力で吸い付けておけるくらいの軽さのもの。
丸めた紙、ピンポン玉、スポンジ、膨らませた風船、紙コップなど。
形状によって扱いやすさに差があるので調整してあげてください。
カゴ2つ
開口部が大きめのものが使いやすい。
遊び方
片方のカゴにさまざまなものを入れておき、掃除機で吸って、もう片方のカゴに移動させます。
掃除機のスイッチを自分で操作できるお子さんであれば、スイッチを入れてものを吸い付ける→スイッチを切ってものを落とす、という手順で行います。
スイッチ操作が難しい場合は、大人が代わりに操作するか、スイッチは入れっぱなしで、手でものを外して落とすのでも良いでしょう。
掃除機が重すぎると操作しづらいので、本体は台の上に置いておくor大人が抱える、軽いハンディ掃除機を使うなどを検討してあげてください。
913-2 腕を悠々と使うことで操作性が上がる
手より長いものを操作することで、手をより大きく悠々と体幹から使うことができるようになります。
ピンと来ない方は、まず腕で空中に8の字を描いてみて、次にハタキや突っ張り棒などの長いものを持って同じように動かしてみてください。
意識の焦点が腕の先端から持った物の先端に移動し、腕の動きが変化することを感じられるかと思います。
腕を大きく動かせる操作性が手先の操作の安定にもつながります。
913-3 お手伝いにもつながるかも?
掃除機でものを吸う行為、手を直接使わないのに(ある意味では使っているのですが)ものが移動する面白さが、子供たちの積極性を引き出してくれます。
▼こんなエピソードも▼
あるお宅では、お父さんとお兄さんが靴下をあちこちに脱ぎ捨てておく癖があったそうなのですが、その靴下を、下のお子さんが、ハンディ掃除機で吸って、洗濯カゴに持っていって落とす、というお手伝いをしてくれるようになったそうです。 (^ ^)v
そんなお片付け(?)のお手伝いにも影響があるかもしれません(^ ^)
日常的な身の回りのもので簡単に取り組めますので、ぜひご家族で遊んでみてくださいね。
本日は以上です。
それでは、また。
いつもあなたに明るい風が吹きますように。
- 療育のセカンドオピニオンが欲しい方
- 一般的な療育支援分野とは違う角度からアドバイスが欲しい方
- 漠然とした不安や言葉にしづらい”何か”があってクリアにしたい方
ぜひ一度「オンラインセッション」にお声掛けください。
育児・療育は親子の育ち合いです。
お子さんのお話だけでなく、親御さんのお話を伺うことも大切な時間です。
うまく書けない・しゃべれないと思う方もご安心ください。
ゆっくり丁寧にあなたの中にある”何か”を引き出します。