856-1 頭がやりたいこと、身体がやりたいこと
頭でやろうと考えることと、身体がやりたいことは違っていることがしばしばです。
たとえば、眠いけれども寝ないで仕事をしなければならない、という状況で、
- 頭が考えているのは「仕事をしなければならない」の部分
- 身体がやりたいのは「眠い」の部分
です。
あなたなら、この状況で、どう対応することが多いですか?
頭の考えを優先して仕事をしますか?
それとも、身体の主張を優先して、眠りにつきますか?
856-2 頭・社会 vs 身体・個人
【頭 vs 身体】の図式は、【社会 vs 個人】の図式の相似形です。
小学校1年生になるから席にちゃんと座っていないとダメですよ、という状況などは、その典型です。
社会の枠組みでは、小学校1年生としての行動を求められます。
個人としては、イスと机に挟み込まれて30分も40分もじっとしているのは苦痛で、動きたくなります(で、動くと大人に怒られるわけです)。
育児や生きることのお悩みを伺っていると、この「頭 vs 身体」「社会 vs 個人」の図式のはざまで悩まれていることが非常に多いです。
ほとんどの場合、「頭・社会」の側の状況を優先しすぎているので、「身体・個人」の側の優先度を上げてやると、相対的にバランスが取れていきます。
(もちろん、人によって状況が異なるので全員に当てはまるわけではありませんよ、念のため)
856-3 悩んだときはここを見直してみて
【頭 vs 身体】、そして【社会 vs 個人】。
何かに悩まれたときはぜひ、この観点から状況を見直してみてください。
きっとヒントが見つかります。
ちなみに、わかりやすくするために「vs」と書きましたが、二者を対立関係にする必要は全くありません。
お互いの間のバランスをとって、微調整を続けながら進んでいく道は必ずありますよ。
本日は以上です。
次回の配信は4/10(月)です。
それでは、また。
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