996-1 「ちょっと気になる」を無視しない
昨日の記事の続きです。
自分にとって何が居心地が良いのかわからないときは、「居心地の悪さ」から、自分の身体の声をキャッチしていくほうがわかりやすいです。
たとえば、靴の中に小石が入ったとしましょう。
気にはなるけど歩けなくはない、という状況だったとき、あなたはどうしますか?
今すぐ立ち止まって石を取る?
そのまま歩き続ける?
途中で休憩したタイミングで石を取る?
足が痛くて歩けないほどの状況ならば誰でも立ち止まるでしょうが、ちょっと気になるくらいなら、無視することもできますよね。
ここで、「ちょっと気になる」を無視しないことが、身体の声をキャッチする一つのコツです。
996-2 居心地の良さMAXを味わってみる
さて、あなたの生活の中で、「靴の中の小石」のような状況がありませんか。
無視しようと思えば無視できるから、現に今は無視しているんだけれど、実は気になっている「何か」です。
たとえばカーテンレールを掃除したいけど放置しているとか。
あの人に貸した本を返してもらいたいけど言い出せないとか。
ずーっと肩こり腰痛が抜けないとか。
そういう「小石」を一つずつ取り除いていってみると、自分の心持ちが変わり、感情が変わり、状況が変わります。
これが、994通目に書いた、居心地の悪さから一歩身をかわしてみる、ということです。
そしてもう一つ。
ぜひ、「あなたの身体が現時点でもっとも居心地良く感じる状態」を体感してみていただきたいのです。
その状態を味わえるのが、バランスセッションです。
996-3 自分の判断基準を作るからこそ
バランスセッションは、90分かけて、あなたの身体の居心地の良い現在地をひたすら追いかけていきます。
セッション後のその身体こそが、あなたの居心地の良さです。
逆説的ですが、このセッションで大事なのは、居心地の良い状態になることだけではないんです。
もっと大事なのは、居心地の良い状態を体感しておくと、「そうでない状態」になったときに気づきやすくなる、ということなんです。
白と並べるからグレーだったことがわかるので、グレーだけでは、その色が白っぽいのか黒っぽいのか判断がつきませんよね。
それと同じで、居心地の良い身体で、居心地の悪さをキャッチして対処する行動を続けていくと、自分にとっての居心地の良さが、だんだんわかるようになりますよ。
本日は以上です。
日・月と配信をお休みします。
次回の配信は10/31(火)です。
それでは、また。
いつもあなたに明るい風が吹きますように。