962-1 延々とゲームの話をされると、イラッとするんです
いつもゲーム中にキレる息子と一緒になって怒ってみたら、息子の怒りが収まった!という話の後編です。
息子の怒りが収まったのを見て気づいたのは、わたしはいつも息子の怒りを「不愉快なもの」「排除すべきもの」として捉えていたなあ、ということです。
そもそも、わたしは息子がゲームをするのが嫌いです。。
ゲーム自体は別にいいんですが、負けてキレる息子を見ているのが不愉快です。
彼はゲームについて話すのも好きで、こちらが聞いていようといまいと、どんな状況だろうとお構いなく、一方的に自分の話したいことだけを話して、話し終わったら去っていきます。
これもまた、、、正直に言うと、うっとおしい。
せっかく息子の好きなことだからちゃんと聞いてやりたいとも思うのですが(^ ^;)、わたしはゲームに一切興味がないので、息子のゲーム話は外国語の呪文を聞かされているようなものです。
聞くフリだけしていればいいようなものなんですが、呪文攻撃が延々と続くと、それすらしんどい。
962-2 息子の怒りから目を背けていた自分
そんなわけで、息子とゲームにまつわる諸々にもともと好感情を持っていないことに加えて、怒っている人のそばにいるとこちらも感情がピリつきますから、ゲームでキレる息子を自分が冷たい目で見てしまうのも当然だったとは思います。
が、人の感情は、すべて意味があります。
本人にとっては必要があって怒っているので、単純に「怒らないようにしましょう」「感情をコントロールしましょう」などと指導するのはちょっと違うんですね。
それはわかっているつもりで、息子がゲームでキレても極力何も言わずに、怒りが収まるのを待っていたのですが、、、
内心では、ゲームにキレる息子にウンザリして、彼の怒りから目を背けていたことに気づかされました。
よく、支援者の心得として、「相手の感情を否定せず、まずは共感し、寄り添いましょう」などと言われますね。
自分もそれはよく頭に入っているつもりだったので、息子の怒りを否定する様子は見せないように気をつけてはいたのですが、心の中では完全に彼の怒りを否定していたのでした。
それでは、息子が不完全燃焼になり、怒りをくすぶらせるのも当然だったかと思います。
962-3 子は怒りを出し切る&親は客観視できる方法を探ります
身体の原理原則では、「やり切るところまでやってみる」のが大事です。
最後までやり切ると、身体は満足して自然に元の状態に戻ります。
最後までやり切る前に止めると、いわゆる “消化不良” の状態で、心身に無理が残ります。
今回、親が息子と同じ方向を向いて一緒に怒ったことで、彼は自分の怒りを「やり切るところまで」出し切ることができました。
だから、心が鎮まるまでの時間も短かったし、落ち着いて状況を整理することもできたのでしょう。
ところがいつもは、親の無言の圧力を感じて、「やり切るところまで」やる前に、中途半端に自分の怒りを収めてしまっていたのかもしれないな、と思います。
それではイライラが募りますし、ゲームをすればするほど腹が立つのもむべなるかな、です。
そんなわけで、次に息子がゲームでキレたら、彼が怒りを「やり切るところまで」出し切れるような手立てを工夫してみようと思います。
しかも、親はその怒りを客観視するだけで、自分の感情まで引っ張られてイライラするようなことがなくなれば、最高じゃないですか!? (^ ^)v
いくつか方法は思いついていますし、試す機会は(悲しいことにw)たくさんあるので、また続報をシェアさせていただきますね!
本日は以上です。
それでは、また。
いつもあなたに明るい風が吹きますように。
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