948-1 じゃんけん大会
小学校4年生A君の親御さんから伺ったお話です。
A君が通う小学校では、全校生徒が参加のじゃんけん大会があるのだそうで。
体育館に全校生徒が集まって、ステージに立つ校長先生と全校生徒がじゃんけんをする。
負けた子はその場に座っていく。
最後まで勝ち残った生徒10名に、係の生徒が作った折り紙作品などの賞品が渡される、という大会です。
それはまた恐ろしい大会ですね、と思わずつぶやくと、親御さんも、そうなんです、と苦笑されました。
というのは、A君は負けるのが大嫌い。
負けた途端にかんしゃくを起こして大声をあげたり、ゲームの道具をバラバラに放り投げたり。
それが原因で何度もクラスメイトとトラブルにもなっています。
じゃんけん大会でも、事前に勝ち負けをシミュレーションしたり、日ごろから勝敗受容の練習をしたり、当日は先生がA君のそばについてくれたりと、たくさん練習をして臨んでいるのですが、なかなか思うような成果は出ていません。
948-2 物事の判断が極端になりがち
A君のように勝敗受容が苦手なお子さんは、日常生活のさまざまな場面で、物事を0か100かで判断する傾向が高いように思います。
ちょうどよい中間地点がないので、
「少しでも嫌なところがあるヤツはみんな敵」
「1問でも間違うと勉強を投げ出す」
などの極端な言動が起こりがちです。
こうした場合にはぜひ、身体からのアプローチを試してみていただきたいなと思います。
感情のコントロールと身体のコントロールは直結しているからです。
身体の操作でも、0(静止)と100(全力)の力を出すのは簡単です。
でも、「40の力を出す」のはちょっと難しい。
繊細な身体操作、力のコントロールが必要になるからです。
948-3 身体を上手に扱えるようになると
身体を上手に扱って、自分が思った通りの動き、速さ、力加減ができるようになってくると、同時に気持ちのコントロールも柔軟になってきます。
明日(8/23水)のインスタライブでも、そのあたりの話もさせていただこうと思っています。
8/23(水)21:30~22:30
理学療法士と三輪堂が
あなたの質問にお答えします
@papamo_school
ちなみに、冒頭のA君は、今年のじゃんけん大会に関して、驚きの決断をしたんですよ(^ ^)
それについてはまた明日。
本日は以上です。
それでは、また。
いつもあなたに明るい風が吹きますように。