915-1 授業中に机に突っ伏す子
授業中に机に突っ伏している子がいます。
小学校の高学年あたりから、少しずつクラスにそういう子が目立ち始めるように思います。
彼ら一人ひとりにそれぞれの事情があるはずですが、なかなかそれを大人に話してはくれません。
彼らのほとんどは、授業に参加できればそのほうが嬉しいと感じています。
でも、授業がわからない、それほど興味も持てない、どうすればわかるようになるのかもわからない、大人にどう助けを求めればいいかもわからない。
それが積み重なって、やがて彼らは机に伏せ、ただ自分の周りを通り過ぎていく時間を待つことを選択するようになります。
915-2 義務教育は受けなきゃいけない
義務教育では、規定の時間内に規定の学習内容を伝えることが決められているため、先生たちにも自由がありません。
小学校3年生くらいから算数がわからなくなってしまっている子にも、小学校6年生の内容を教えなければならないのです。
子供はそれを拒否することもできない。
わからない自分に失望しながら、行きつく先が、黙って机に伏せる姿です。
毎日現場に立つ先生こそが一番、この状況の厳しさを、肌身で感じておられるでしょう。
教室での授業をやり過ごせば、あとはなんとか過ごしていける子もいます(体育や給食、休み時間にお友達と遊ぶことは楽しめる等)。
それはわずかながらも救いです。
心ある先生は、そうした数少ない「その子が楽しめる時間」に最大限着目し、その時間で精一杯、その子の輝きを引き出してあげようと努力しておられます。
そういう現場の先生たちの努力と、子供たちの心身の力と、親御さんの祈るような愛情とで、この状況がかろうじて成立しているのだと思います。
915-3 必ず行かなくちゃいけない?
学校って、どうしてみんな必ず行かなくちゃいけないんでしょうね?
不登校に悩まれる親御さんのご相談を伺うたび、そう思うことが毎々増えています。
机に向かってする勉強がどうしても向いていない子もいるし、学習進度についていけない子もいるし、勉強とは全く違うところに才能を全振りして生まれてきた子もいるのに。
わたしには、まだ答えが見えていないので、この記事も、ここまで書いたものの、結論も着地点もどこにもなく、ただモヤモヤしたまま終わるしかないので、読んでいただいた方に申し訳ないとも思いつつ・・・
学校とか社会とか、そういう枠組みのようなものに、自分を当てはめなければいけないことに、世の中自身もどんどん違和感が高まってきているんだろうなあと思う今日この頃です。
本日は以上です。
それでは、また。
いつもあなたに明るい風が吹きますように。
自分の身体からの答えを知りたい方へ
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