907-1 目に映っていたのに
近所で工事が始まって、更地ができていました。
その前にそこに何があったか、どうしても思い出せないんですよね。。
ビルだった気がするのですが、どんな色でどんな形だったか・・・?
そういうこと、あなたもありませんか?
たいていの人は、何気なく見ているものはすぐ忘れます(見たものを忘れない特性のある人もいますが)。
その一方で、感情を動かしながら見たものは忘れません。
わたしも、くだんのビルは毎日眺めていたはずなのにもう覚えていませんが、5~6年前に子供が転んで大けがをした道端の縁石は、あれ以来見ていないのに、いまだに覚えています。
人が本当の意味で何かを「見る」ときには、必ず感情がそこに働いていて、感情が動かないものは「目に映っている」だけなのかもしれないな、とも思います。
907-2 感情というメッセージ
転じて、何か大きな感情が動くときには、その後ろには、あなたにとって大切な何かが隠れていると思ったほうが良いです。
何気なく見ていたビルは忘れても、我が子が大けがをした衝撃は忘れないのと同じことですね。
親御さんが育児の辛さや悩みをお話しくださるとき、その辛さの後ろには、きっと親御さんご本人の人生の「何か」があります。
それが何かは、そう簡単にはわかりませんが、、、
その「何か」を、深掘りして、言語化して、「そういうことだったのか!」と気づくと、育児の辛さはパッと消えます。
現実に起きている育児の事象自体は何一つ変わっていないのですが、親御さんの辛さだけが消えるのです。
907-3 「何か」を深掘りするには
そうなると、まるで憑き物が落ちたように、親御さんは落ち着いて育児の課題に対応できるようになります。
人って不思議なものだなあ、としみじみ思います。
みんな一生懸命に生きて、こんなにも色とりどりです。
あなたも、どうしても手放せない辛さ、どうしても見えない「何か」があると感じていたら、どうぞバランスセッションにいらしてみてくださいね。
本日は以上です。
それでは、また。
いつもあなたに明るい風が吹きますように。