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人は自分で決めた地点までエネルギーを出すようにできている

目次

901-1 平均寿命は81~87歳

厚労省によると、2021年の日本人の平均寿命は、男性が81.47歳、女性が87.57歳だそうです。

たとえば今45歳の女性なら、あと42年くらい生きられる可能性があるということになりますね。

わたしたちは大体、とりたてて意識はしなくても、自分は70歳か80歳くらいで生命が終わるだろうと思っています。

ところで、「今まで40年生きてきて、あと40年で命が終わる」と考えると、あなたはどんな感情が浮かびますか?

「今まで70年生きてきて、あと10年で命が終わる」、こう考えると、どうですか?

残りの時間を長いと思うか短いと思うかは人それぞれですが、なんとなく、残りが40年なら40年、あと10年なら10年という「枠組み」に納まるような人生設計を考え始めませんか。

901-2 決めた地点までエネルギーを出す

ところで、人の身体は、目標が設定されると、「その地点まで」エネルギーを出します。

つまり、その地点を越えたところにはエネルギーは届きません。

たとえば子供たちが徒競走をするときも、ゴールテープの手前でスピードを落とし始める子がいたりします。

ゴールテープが目標だと思っているので、「その地点まで」エネルギーを出すけれど、その地点を越えたところにはエネルギーが届いていないのです。

だから徒競走で最後までスピードを落としたくなければ、ゴールテープよりもさらに先に目印を置いておいて、「その目印まで走る」と設定しておくと、ゴールテープを全速力の状態で切ることができます。

わたしたちが、日ごろなんとなく「80歳まで生きる」と考えていると、わたしたちの身体は80歳の地点までエネルギーを出します。

きちんと80歳で収束するように、年齢を重ねるにつれてエネルギーはだんだん落ちていって、80歳という目標地点に収めようとするでしょう。

ゴールテープの手前で速度を落とす子供たちと同じことですね。

901-3 200歳に設定すると?

ですから、いつ死ぬかはわからないにしても、最後までエネルギーを出し切って生きたいなあと思うなら、方法は簡単です。

ゴールテープよりもさらに先に目印を設定しておけばいいのです。

いっそ、「200歳まで生きる」と設定してみてはどうでしょうか。

200歳がゴールなら、80歳なんてまだまだ、折り返し地点にも到達していません。

200歳まで生きたら、やれること、やりたいこと、80歳で死ぬと無意識に決めつけていた頃には思いつかなかったようなことが、どんどん心に浮かんできませんか?

宇宙の歴史から見れば80年も200年も誤差なので、どちらでも遠慮しなくていいと思います。

どうせなら自分が楽しく、充実して生き切れる設定を選んだほうがいいんじゃないかなと思っています。


本日は以上です。
それでは、また。
いつもあなたに明るい風が吹きますように。

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この記事を書いた人

楽しい療育の三輪堂 主宰

身体の原理原則で、育児も人生ももっと面白く。

ふとしたきっかけでゼロから独学で療育を学び、療育の知恵はあらゆる人に当てはまる人生の知恵であると確信。従来の療育知識に整体・武学体術・エッセンシャルオイル等を取り入れ、身体の原理原則にもとづいて無理なく心身を活かす道を提案中。日常生活のすべてが学びになり、よりよく生きるヒントに変わる生き方を実践しています。

活動フィールドは、情報発信・執筆・オンライン療育相談・身体と心のつながりを深めるセミナー・エッセンシャルオイルと整体を組み合わせたケア・志を発信する媒体作成など。

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