893-1 何かができること
わたしたちは、付加価値をつけることに一生懸命になりがちです。
勉強でも仕事でも、「何かができる」ことが偉いことになっていますよね。
勉強では課題ができれば点数がもらえる。
仕事では成果を出せばお金がもらえる。
そんな仕組みの世の中なので、何かができるようになろうとして、みんな一生懸命です。
893-2 できる・できないの軸で捉えると
育児でも、子供の発達を「できる・できない」の軸で捉えがちです。
小さな子供たちにとって、発達の中で何かができるようになることは純粋な喜びです。
育児の中で大人たちは、子供たちの自然な育ちをサポートし続け、子供たちと一緒に彼らの育ちを喜んでいます。
が、いつしかそこには
「できないことをできるようにする」
「できるようにならないといけない」
という目線が混じり始めます。
子供が何かをできたときは喜ぶけれど、できなかったときにはがっかりします。
893-3 付加価値をつける前に
この「がっかり」の中には、子供に対するがっかりだけでなく、
「できるようにさせてあげられなかった大人自身」
に対するがっかりも含まれているような気がしています。
そのがっかりな気持ちはよくよくわかるのですが、もっと、お子さんのことも、あなた自身のことも、信頼してあげてほしいなと思います。
人は、「できる・できない」だけで判断してしまえるような、底の浅いものではないと思うのです。
付加価値をつけて、何かをできるようにする前に、その土台にあるものを、もう一度見つめ直していただけたらと思います。
本日は以上です。
次回の配信は6/5(月)です。
それでは、また。
いつもあなたに明るい風が吹きますように。
自分の身体からの答えを知りたい方へ
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