875-1 好きなことで生きる=苦手なことはやらなくていい?
昨今では、好きなことをやって楽しく生きよう、という言説が世の中にあふれています。
わたしもそれには基本的に賛成です。
でもそれは、苦手なことを全くやらなくて良いということでもない、とも思っています。
子供のうちは結構、苦手なことに直面させられる機会があります。
学校で苦手な人と顔を合わせないといけないとか、苦手な科目でも勉強したりとか、といったようにですね。
875-2 安住のメリットデメリット
大人になると、そういう苦手なことを自分の意思で避けられるようになっていきます。
それで、自分の得意なことだけをやって、自分にとって安心安全な世界で生きていけるようになったりするわけです。
それは一つの生き方のスタイルだと思います。
そういう生活が育んでくれる安心感は得難い幸せですし、安心が土台にあってこそ、身体ものびのびと力を発揮します。
と同時に、こういう生き方は、「安住」「固着」にもつながります。
それが悪いわけではないのですが、人は変化する生き物なので、今の場所に居着き、しがみつくようになると、ちょっと滞りが出てきます。
もしあなたが、今の生活に満足しているけれどもちょっと物足りない、と感じているなら、ご自身の「苦手なこと」「あえて避けてきたこと」に目を向けてみるのも良いかもしれません。
成長の種は、苦手なことの中にこそ転がっていますから。
875-3 準備ができたらチャレンジもあり!
いま、自分の心と身体がどんな生き方を欲しているか、人によってタイミングが異なりますので、一概には言えないのですが、、、
身体の原理原則では「まずは自分」です。
自分にとって居心地がよく、安心安全な世界を確立するのがまずは第一。
そこを十分に堪能して、心と身体の準備ができたら、次の一歩は「苦手なこと」に向かって踏み出してみるのも面白いかなと思います。
ここで注意していただきたいのは、「嫌いなこと」と「苦手なこと」は違う、ということなのですが、続きはまたいずれ。
本日は以上です。
それでは、また。
いつもあなたに明るい風が吹きますように。
自分の身体からの答えを知りたい方へ
あなたの現在地から過去を振り返り、あなたの得たい成果から、進むべき道をそっとご提案します。
過去から現在を見るのではなく、未来から現在と過去を見る。
現在の捉え方が変われば、過去の定義づけも変わり、人生すべてが変わります。
1対1でじっくりとお話を伺う中で、あなたの人生を浮き彫りにします
メッセージはすべてあなたのお話の中にあります
その中から、あなたの才能や生まれてきた意味が見えてくるかもしれません