867-1 うまくいかない、喜ばれない
前回の続きです。
たとえば、あなたの赤血球が「心臓になろうプロジェクト」なんてものを立ち上げて頑張り始めたとしたら、あなたはどう思いますか?
そんなことをしていないで、赤血球の仕事をしてくれ!と思いませんか。
実際にこんなプロジェクトがあったとしたら、物理的にも(おそらく)不可能だろうし、周りが慌てて押しとどめて、成功を阻むでしょうね。
万が一うまくいってしまったら、人体が困りますから。
本来の自分のありようを無視した目標は、なかなかうまくいかないだけでなく、周囲にも喜ばれません。
867-2 うまくいかない理由
ところが今の社会で当たり前のように起きているのは、赤血球の「心臓になろうプロジェクト」のように、「なりたい姿」を目指すことです。
なりたい姿を目指すと、たいていうまくいきません。
表面上は目標を達成したように見えても、身体がガチガチに強張って疲れていたり、心が空虚だったりする人がたくさんいます。
育児でも、その子の身体の現在地を度外視した目標を設定して、なんとか社会に合わせようとして努力される親御さんが大勢おられます。
それで「なかなかうまくいかない」と不安になったり焦ったりされます。
大人自身も同様です。
なりたい姿を目指して、なかなかそうなれない自分を他人と比較して、羨望、嫉妬、自己否定、無駄に強がってみたり、他者を攻撃してみたり、いろいろな感情で消耗しています。
わたし自身もずっとそうでした。
それは、なりたい自分と本来の自分が違ったからです。
なりたい自分を目指すより、本来の自分を目指したほうが、「人類全体」という集合体の中で生きていくにはうまくいくらしい、というのが今感じていることです。
867-3 本来の自分に目を向ける
現に、本来の自分に目を向け始めた途端に自分はいろいろなことがうまく回転し始めましたし、他の方も同様です。
もちろん、「なりたい自分」を目指して努力することに生きがいを感じられるなら全然アリです。
どんな方向であれ、自分が納得して歩いていける道ならすべてOK!です。
でももしあなたが、あなた自身の人生や育児において、なりたい自分を探してさまよっていたり、なりたい自分を目指して努力しているけれどもどうもうまくいかないと感じていたりするなら、
本来の自分
に目を転じてみてはどうでしょうか。
この先に興味がある方は、公式LINEまでメッセージください。
本日は以上です。
次回の配信は4/24(月)です。
それでは、また。
いつもあなたに明るい風が吹きますように。