自分にとっての楽しさ
わたしは、花が好きです。
陽の光にすける花の色を見ていると、しみじみと(人生って美しい・・・)と、思えます。
こんなふうに、自分にとって「楽しい」「心がやすらぐ」と思える手軽な方法を持っていると、育児・療育にも良い影響があります。
その理由は、人生とは、ある意味「楽しさがすべて」だからです。
大切にしたいのはたった一つ
療育のアドバイスをお送りする時、私が心がけているのはたった一つです。
それは、
楽しいかどうか
ということです。
お子さんにとって楽しいかどうか?
働きかけをする大人にとって楽しいかどうか?
これだけ。
お子さんにとっての楽しさとは
お子さんが楽しめるということは、ご本人の発達状況や抽象的な理解度、物事の学習度合いに合っているということです。
学習面でも生活面でも、現時点でお子さんにとって最も必要で、身につきやすい指導内容であると考えられ、働きかけに最大の効果が見込めます。
自分にとって楽しいことは、誰に何を言われなくても夢中になって取り組むものですし、内容もグングン吸収してくれます。
衝動性が強い、集中の維持が難しいといったお子さんたちも、楽しい課題でならば自然に注意を集中・維持できます。
大人にとっての楽しさとは
大人が楽しめるということは、働きかけが明るく、軽く、温かくなり、空気感全体が楽しくなるということです。
心から楽しいと感じるとき、人の身体はゆったりとゆるみ、心と身体のバランスが取れた状態になります。
こうしたときには、無理なく、自然に物事を伝え合うことができます。
大人でも子供でも、場を共有する人たちの空気感は伝染します。
大人が楽しんでいれば子供も楽しくなる。
子供が楽しんでいれば大人も楽しくなる。
みんなが楽しい気持ちでいると、空気感は明るく、軽く、温かくなります。
身も心もゆるんで、リラックスできます。
なんとかしなきゃ!の義務感で、暗くドンヨリした気持ちや、必死になってガチガチに強張った気持ちで指導するのと、どちらが居心地が良いかは、きっと一目瞭然ですよね(^ ^)
楽しさに正解はない
どんな働きかけが楽しいと思うかは、お子さんによって異なります。
正解はないので、色々試していって、どれがフィットするかを探しましょう。
そのためのアイディア探しには、色々な本が出ていますし、ネットでも探せますし、三輪堂もお力になれるかと思います。
育児も療育も人生も、「自分が楽しいかどうか」で方向性を決めてみると、思いがけない発展を見せてくれるかもしれませんよ。
- 療育のセカンドオピニオンが欲しい方
- 一般的な療育支援分野とは違う角度からアドバイスが欲しい方
- 漠然とした不安や言葉にしづらい”何か”があってクリアにしたい方
ぜひ一度「オンラインセッション」にお声掛けください。
育児・療育は親子の育ち合いです。
お子さんのお話だけでなく、親御さんのお話を伺うことも大切な時間です。
うまく書けない・しゃべれないと思う方もご安心ください。
ゆっくり丁寧にあなたの中にある”何か”を引き出します。