834-1 自己肯定感を高める?
お子さんの自己肯定感が低いと感じているご家庭では、自己肯定感を高めてあげようとします。
自己肯定感を高めるには、できたことを褒めるとか、役割を果たすとか、安心できる居場所を与えるとか、主体性を大事にするとか、いろいろ言われています。
確かにどれも大切なことなので、楽しく無理なくできそうなら、ご家庭で取り組んでいただけたらと思います。
でも、無理に自己肯定感を高めようとしなくていいとも思います。
834-2 高めたい気持ちの裏にあるもの
高めようとすると、どうしても、「今は自己肯定感が低い我が子」が浮き彫りになります。
自己肯定感の低さを否定することになるわけです。
それよりは、自己肯定感を「安定させる」と捉えてみてはどうでしょうか。
自己肯定感が低くても高くても、この子はこの子です。
自己肯定感の高い、ハツラツとした我が子であってほしい、という親の願いは一旦脇に置いて、まずはそのままの姿を受け止めるところからスタートしてみてはどうかなと思います。
自己肯定感が低いなら、それはそれでOK。
低いという事実をそのまま受け入れながら、現実的に生活していく力を育んでいけば、生活を通して自己肯定感は自然に安定していきます。
834-3 そのままの姿に「OK!」
無理に自己肯定感を高めようとすると、他者の評価に強く依拠した偽りの自己肯定感をまとって満足するような結果にもなりかねません。
身体の原理原則では、自分自身の現在地を何より大切にします。
自己肯定感が高いから良い、低いから悪いというジャッジは必要ありません。
まずはお子さんのそのままの姿を「OK!」と捉えるところから、スタートしてみてくださいね。
本日は以上です。
それでは、また。
いつもあなたに明るい風が吹きますように。