812-1 泣いて抵抗する子供
子供は、自分のやりたくないことには、泣いたり怒ったり騒いだりして抵抗します。
特に、発達に偏りのあるお子さんは、物事を受け入れる幅が狭かったり、気持ちの表現方法を知らなかったり、感覚的な苦手さや不安感が強かったりして、新しい体験を強固に拒むことがあります。
療育施設や保育園などに通うたびに大泣きする、それが何カ月も続く、といったお子さんも珍しくありませんね。
812-2 親が一人で頑張らない
こういうときに大切なのは、親御さん一人で頑張らないことです。
親御さんだけでは、どうしても心が折れてしまいます。
親子が共倒れになります。
施設や園に預けたら、あとは子供がどんなに泣いても、親として後ろ髪を引かれても、先生方にお任せしましょう。
施設や園では、何か一つでもその子に「やってみたら、できた」「チャレンジするのは怖くない」という体験をさせてあげたいものです。
こうした体験を幼いうちから積み重ねていることが、子供たちの世界を広げるための、何より大切な土台です。
812-3 外の世界に案内してあげよう
多くの人は、成長につれてごく自然に自分の世界と周囲の世界とのつながりを感じ、体験を広げていくものですが、自分で一歩を踏み出しにくいお子さんもいます。
そうした子たちは、自分の世界の中だけで生きていて、周囲の世界の存在に気づかなかったり、自分の世界から外に出たがらなかったりします。
そんなときは、少し大人が手を貸してあげて、
自分の世界の外側にも別の世界があって、外の世界に踏み出すことは怖いかもしれないけれど、やってみれば案外行けるものだよ
と、伝えてあげたいですね。
いつか子供たちが自分の足で歩き出すとき、きっと力になってくれますから。
本日は以上です。
それでは、また。
いつもあなたに明るい風が吹きますように。
自分の身体からの答えを知りたい方へ
身体の現在地を認識する
心と身体のバランスを整える
身体からのメッセージを受け取る
心身と対話する静かな時間をお過ごしください
あなたの身体がいま動きたいと思っている方向・速度・幅で波を通し、身体の現在地から心身のつながりを深めます
あなたの身体の中にある「今もっとも必要なこと」「いま伸びたいと思っている芽」をそっと後押しします