776-1 気になる行動があったとき
お子さんの気になる行動(唾はき、噛みつき、暴言、飛び出し、暴力、等)があったとき、対応に苦慮される大人の方々は多いことと思います。
個々の状況に合わせて対応していくことが大原則ですが、対応の大きな柱となるポイントは以下の3点です。
776-2 対応の3つの柱
1.観察
ご本人にとって何か嫌なことがあるからその行動で表現していると捉えます。
何がご本人のストレス源となっているかを想像し、嫌なことを減らすと行動も減るかを観察しましょう。
2.大人との関わり
いわゆる問題行動を起こすと、周囲の大人が騒いだりご本人を叱ったりします。
大人にとっては叱ったつもりでも、ご本人にとっては大人の関心を集めることができて嬉しい場面かもしれません。
そのため、課題となる行動自体にはさりげなく対応します。
吐いた唾などはサッと拭いてしまって素知らぬ顔をします。
暴力はどうしても事が大きくなってしまうため、発生する前に大人が介入して止めるのが理想です。
並行して、別の場面で本人との関わりを増やし、大人との関わりを求める心を包んであげましょう
3.生活全体の見直し
現場以外の生活空間にも目を向けましょう。
問題となる行動がたとえば学校で出るとき、学校が嫌だから出ているわけではなく、学校以外の場で溜め込んだうっぷんが学校で爆発している可能性もあります。
今の生活がお子さんにとって居心地の良いものなのか、全体的に見直していきましょう。
776-3 個々の状況に合わせて調整
以上、かなり大括りな表現になりますが、基本的にはこの3点を柱とし、ご本人や現場の状況に応じて関わりを修正していくことになるかと思います。
ご参考になれば幸いです。
本日は以上です。
次回の配信は12/19(月)です。
それでは、また。
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