745-1 突然ですが、インコの話をば
拙宅で飼っているセキセイインコに毎日話しかけていたところ、人慣れしていなかったインコが親愛の情を示してくれるようになりました。
インコはとても耳がよく、親鳥は子育て中にヒナを名前で呼んでいる(それぞれのヒナに別々の鳴き方でアプローチしている)、という研究結果もあるのだそうです。
それは人間の耳では聞き分けられないような微妙な音の違いらしいのですが、鳥はそのくらい繊細に音を使い分けることができるわけで、
つまり人間が話しかける声音に含まれる愛情や親しみのようなものも、正確に受け取ることができているのかもしれませんね。
745-2 人の言葉には感情の響きがこもる
人も、相手が話す言葉に含まれる真意をなんとなく聞き分けられますね。
この人は口はうまいけれどもなんとなく胡散臭いな、とか、言葉はぶっきらぼうだけれどもこの人は信じられる、とか、そういう感覚の違いを多くの方が体感されていることと思います。
大人が子供たちに向かって話しかける言葉にも、その時その時の大人の感情がこもっていて、大人が思う以上に子供の中にその感情の響きが伝わっているのでしょう。
親御さんがお子さんとの関わりにお悩みを感じるとき、わたしは基本的に「まずは自分に素直になって」とお伝えしています。
親御さんがご自身の気持ちを偽ってお子さんに向かい合うことは、長期的には良い結果にはつながらないと思うからです。
745-3 自分に嘘をつかない
親子が向き合うときには、その時・その場によって、さまざまな感情があると思います。
大人だからといって、常に冷静で穏やかに子供と接することができるわけではありませんよね。
そういうときに大切なのは、自分に嘘をつかないことです。
大人だからこうあるべきだ、といった考えで自分の言葉をコーティングせず、素直に表現してみていただきたいのです。
身体の原理原則では、自分を偽ったところからスタートする働きかけは、相手には違和感や不快感、居心地の悪さとして伝わります。
嘘をつかず、親自身が自分に誠実に真摯に生きることが、長い目で見れば結局は子供たちに良い影響を伝えてくれるものと信じています。
本日は以上です。
それでは、また。
いつもあなたに明るい風が吹きますように。
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