624-1 ▼ 親に復讐している
親子の関係性に関する本を読みました。
その本の骨子は、「自分の親に対する偏った見方が、自分自身が幸せになることを妨げている」というものです。
本の中に、「自分が成功できない(幸せになれない)のは、親に復讐しているのだ」という一節がありました。
たとえば親から厳しく管理されて育った人が、なかなか仕事がうまくいかない、経済的に成功できなかったとすると、それは親に対して無意識に「あなたの育て方が悪かったから、あなたの子供である自分は仕事でうまくいかないのだ」ということを見せつけて、親に復讐しているということになる、という話でした。
そこで、わたし自身の課題について、仮に自分が親に復讐しているのだとしたら、親の一体どこに復讐しているのかな?と考えてみました。
624-2 ▼ 母への哀れみ
すると思い浮かんできたのは、父が母に対して「ダラダラと寝転んで、だらしない」といったような文句を言っている場面です。
今思い返すと、わたしはその時の両親の様子を見て、父に怒りと恐怖、母に同情と、そして少しの哀れみを感じたような気がします。
実はわたしは、「寝ること」に妙な抵抗を感じています。
寝ることは大好きなのですが、同時に、寝ていると家族や周囲の人にどう見られるかが非常に気になります。
特に子供が「ママがまた寝てる」と冷めた目で見るような気がして、落ち着けません。
実際には誰もわたしを責めることなどないのですが。
(こんなに寝ていて良いわけがない)(もっとやることがある)(やるべきことをやっていないのに、寝ているのは悪いことだ)という自分を責める気持ちが出てきます。
その根っこはもしかしたら、あの日の両親の姿と、それに対して自分が感じたことから来ているのかもしれないな、と感じました。
624-3 ▼ 解放しようとしなくても、認識するだけでいい
わたしが母に対して感じた哀れみ。
その哀れみを、わたしは自分自身にも向けていたのかもしれません。
本には、そうした復讐の感情をどう解放してあげればいいかも書いてあるのですが、なんだかえらく時間がかかりそうな思考ワークだったので、わたしにはちょっとハードルが高い(^ ^)(ちゃんと取り組める方には良い方法だと思います)
身体の原理原則から見ると、感情の存在に気づけば、あとはそれを認識してあげるだけで、勝手に身体が深まっていってくれます。
自分の中の「哀れみ」がどう変化していくか、楽しみです。
あなたの中にも、もしかしたら、親御さんに「復讐」している何かが眠っているかもしれません。
もしその何かと出会えたら、あなたはどうしたいですか?
本日は以上です。
それでは、また。
いつもあなたに明るい風が吹きますように。
自分の身体からの答えを知りたい方へ
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