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人の話を聞けない場合に。相手の話に関心を持って聞くための活動例

目次

615-1 ▼ 相手に関心を持つというコミュニケーション

コミュニケーション能力というものは、豊かな人生を生きる上で欠かせない能力の一つです。

コミュニケーションと一口に言ってもさまざまな角度から捉えられますが、今回は「相手の話に関心を持って聞く」ということを取り上げてみましょう。

「人の話を聞けない」という状態像の子供たちは、他者に興味を持っていないことが多くあります。

他者の話を漠然と聞いているだけでは、相手が伝えたいと思っていることを受け取れません。

(※音を選択的に聞き取る力が弱い、音声情報を意味理解に落とし込む力が弱いといった課題がある場合は別途練習が必要です)

まずは相手の話に関心を持つ姿勢から育んでいきましょう。

615-2 ▼ 「いいね!」の活動

そのための取り組みとして、「自分と共通するところ」「自分が『なるほど!』『わかる!』と思ったところ」を探してみる、という活動をご紹介します。

小学校4~5年生くらいから楽しめると思います。

「いいね!」を渡そう・集めよう

目標

・相手の話に関心を持って聞く
・相手と自分の共通点を汲み取り、共感する
・共感したことを相手に伝える
⇒「そうだね!」「わかる~」「なるほど!」など、共感するポイントで「いいね!」カードを渡す

内容

まず「いいね!」のカードを作ります。
子供たちが本当に欲しいと思えるような存在感のあるものが良いでしょう。

たとえば名刺サイズのカード(100円ショップ等で入手可能)に、シールを貼ったり絵を描いたりして装飾するなど。
カードにこだわらず、大粒のビーズを紐に通していく、キラキラした小物を宝箱に貯めていくなどでもOKです。

活動に参加する子供たちが喜ぶような物品を工夫しましょう。

活動時間中は、相手の話から、自分が共感できるポイントを探します。
はじめのうちは、時間内に一人の話に必ず一つはポイントを見つけよう、といった縛りをつけるのも良いでしょう。

共感ポイントを見つけたら、「〇〇さんのお話の、~~というところに、なるほどと思いました」などと発表しながら「いいね!」カードを渡します。

615-3 ▼ コミュニケーションを体感する

こうした活動を通して、コミュニケーションの本質に一歩近づき、体感する機会を設けてみてください。

コミュニケーションとは何なのか? という問いには、関わる人によっても、その時その場のタイミングによっても、無数の答えが考えられると思います。

その無数の答えの中の一つとして「コミュニケーションとは相手の話に関心を持って聞くこと、共感を示すことなのだ」という実感を、子供たち自身が持つことができれば、子供たちにとって大きな一歩になることと思います。


本日は以上です。
次回のオープンチャット配信は5/16(月)です。
それでは、また。
いつもあなたに明るい風が吹きますように。

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この記事を書いた人

楽しい療育の三輪堂 主宰

身体の原理原則で、育児も人生ももっと面白く。

ふとしたきっかけでゼロから独学で療育を学び、療育の知恵はあらゆる人に当てはまる人生の知恵であると確信。従来の療育知識に整体・武学体術・エッセンシャルオイル等を取り入れ、身体の原理原則にもとづいて無理なく心身を活かす道を提案中。日常生活のすべてが学びになり、よりよく生きるヒントに変わる生き方を実践しています。

活動フィールドは、情報発信・執筆・オンライン療育相談・身体と心のつながりを深めるセミナー・エッセンシャルオイルと整体を組み合わせたケア・志を発信する媒体作成など。

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