583-1 ▼ 夫婦喧嘩と土鍋
道ですれ違った知人と立ち話をしていて、ふと、夫婦喧嘩の話になりました。
知人は旦那さんと最近かなり大きな喧嘩をしたそうなのですが、仲直りのために旦那さんが贈り物をしてくれたそうです。
その贈り物というのが「土鍋」だったのだそうで。
「土鍋だよ!? 信じられる!?」 と知人に詰め寄られて、なんと言ったものかわからず 「はあ、土鍋ねえ、うん」 などとつぶやいておいたのですが(^ ^;)
ご主人のほうは(おそらく)純粋なお気持ちで土鍋を贈られたのだと思うのですが、台所をする側の知人からすれば、調理器具は自分の使いやすいものを選びたい。土鍋なんてかさばって邪魔だ。この鍋を使ってこれからもずっと料理をしろと言われている気になる。自分のことを料理係としか思っていないのだ。土鍋なんか寄越すような人だから私の気持ちがわからないのだ。
等々々、次から次へと不満が飛び出してきました。
583-2 ▼ 人間関係に通底するもの
道端で人に話せるくらいですからそれほど深刻な悩みではないのでしょうが、今まで誰にも話せなくて苦しかったのかもしれないな、と思わせる言葉があちこちに出てきました。
しばらくすると、話すだけ話して知人もスッキリしたようでした(^ ^)
表情も明るくなり、肩の力が抜けました。
(こちらのLINEでのシェアも「ヤダ~」と笑いながらも快諾してくれました。)
夫婦関係のお悩みは、育児のお悩みよりももっと、その方の奥のほうに眠っていることが多いような気がしています。
とはいえ、あれこれとお話を伺っていると、その方の「親子関係」や「育児のありよう」と、「夫婦関係」には、通底するものがあると感じます。
つまるところは、その方が自分自身とどう向き合っているか、自分自身をどう扱っているかが、さまざまな対人関係に反射されていて、そこに相手によってちょっとずつ違う色合いがかぶさっているだけ、という感じなんだろうなと思っています。
583-3 ▼ バランスを取るために
三輪堂のセッションでは、こちらから意見を言うことは基本的にありません。(ご相談者様がそれを求めておられる場合は別ですが)
ただその方の人生がよりバランスを取れるように、という観点からお話を伺うだけです。
「だけ」ですが、不思議とその中からあなたの身体が訴えているメッセージが浮かび上がってきます。
ご夫婦の関係性、仕事上のお悩み、人間関係全般、ご自身の心の奥にあるもの、何だかよくわからないけれどもモヤモヤした何か、などなど、育児・療育に限らずお話をお聞きしています。
お話を伺う際には、倫理的な・感情的な価値判断は一切しません。
どんなお話であれ、ありのままに受け取ります。
あなたの価値観や現在の行動を否定することはありません。
身体の原理原則では、「身体が行うことに良いも悪いも存在しない」からです。
もし誰にも言えずに悩んでいることがあれば、一度お話してみませんか。
冒頭の知人と土鍋のように、誰かに話してみることで、フッと風穴が通ることもありますよ。
本日は以上です。
それでは、また。
いつもあなたに明るい風が吹きますように。
- 療育のセカンドオピニオンが欲しい方
- 一般的な療育支援分野とは違う角度からアドバイスが欲しい方
- 漠然とした不安や言葉にしづらい”何か”があってクリアにしたい方
ぜひ一度「オンラインセッション」にお声掛けください。
育児・療育は親子の育ち合いです。
お子さんのお話だけでなく、親御さんのお話を伺うことも大切な時間です。
うまく書けない・しゃべれないと思う方もご安心ください。
ゆっくり丁寧にあなたの中にある”何か”を引き出します。