554-1 ▼ 3つの観点
前回は、公立小中学校の進学先を決める3つの判断ポイントのうちの2つ、
1.集団生活への耐性
2.個別の配慮・支援の必要性
について書きました。
今回は、残りの1つ「打たれ強さ」について書いてみます。
554-2 ▼ 物事に立ち向かっていくタフさはどのくらいか
3. 打たれ強さ
打たれ強さとは、レジリエンス、物事への耐性、タフさ、といったものです。
たとえば、忘れ物をしようと、赤点ばかり取っていようと、一向に気にせず楽しく過ごせるお子さんがいます。
一方で、テストで95点を取って、周囲に賞賛されたとしても自分は1問のミスを強く苦にするというお子さんもいます。
感覚過敏、状況の変化に弱い、イレギュラーな物事に対応できない、不安が強い、といったお子さんは、どんなに学力が高くても、より繊細な支援を得られる環境のほうが過ごしやすい可能性があります。
体当たりで学んでいけるか?
少しでも失敗すると深く落ち込んで立ち直れないことが多いか?
ご本人の性格をよく見てあげたいところです。
v554-3 ▼ 子供たちにとっての学校とは
以上、簡単ながら、小中学校の進学先を決める3つの判断ポイントを書いてきました。
最後に、すべての大人たちが心に留めておきたいのは、学校に通うのは、保護者でも支援者でもなく、子供たち本人であるということです。
進学先を決定する上で、親御さんのご意向は無視できない比重を持ちますが、何よりも
- 子供たち自身が安心して過ごせる場所
- 学びの楽しさを得られる場所
- 今、自分の身体がスムーズに動き出す場所
- 居心地よくのびのびと自分を発揮できる場所
を見出してあげたいものです。
親御さんもお子さんも安心・納得できる進学先と出会えますことを、心から応援しています。
より個別具体的なメッセージが必要な方は、オンラインセッションまでどうぞ。
本日は以上です。
それでは、また。
いつもあなたに明るい風が吹きますように。
- 療育のセカンドオピニオンが欲しい方
- 一般的な療育支援分野とは違う角度からアドバイスが欲しい方
- 漠然とした不安や言葉にしづらい”何か”があってクリアにしたい方
ぜひ一度「オンラインセッション」にお声掛けください。
育児・療育は親子の育ち合いです。
お子さんのお話だけでなく、親御さんのお話を伺うことも大切な時間です。
うまく書けない・しゃべれないと思う方もご安心ください。
ゆっくり丁寧にあなたの中にある”何か”を引き出します。