521-1 ▼ 自己嫌悪と負のループ
昨日は、下のような記事を書きました。
たとえばお菓子を食べ過ぎるとか、ゲームをやり続けるとかといったような、世間的にはネガティブに評価されがちなことを、ついついやってしまう、どうしてもやめられない、というとき、身体の原理原則から捉え直してみるとどうだろうか、という内容です。
お問い合わせがありましたので、もう少し補足してみます(^ ^)
上の記事にも書きましたが、エネルギーには良いも悪いもありません。
そのエネルギーによって動いている身体や自分の行動にも、当然良いも悪いもありません。
でも、多くの人は、お菓子やゲームをやめられない自分を責めては自己嫌悪に陥ります。
それで気持ちの負担が高まって、ますますお菓子やゲームに頼るというループに落ち込んでしまうことも多いのですが、、、
521-2 ▼ 必要だからやっていることを突然やめるとどうなるか
そもそも、「お菓子やゲームに触れる」ことが身体にとってどういう意味があるのか、を考えてみましょう。
身体の原理原則では、身体は必要だからその行動を選択している、と考えます。
お菓子やゲームによって、その人にとって必要な何かのエネルギーを補充しているのだとしたら、ただその行為をやめるだけでは意味がありません。
仮に、どうにかしてゲームから離れたとします。
思考や感情や世間の目は、「ゲーム中毒から抜け出せた」と満足するでしょう。
でも、身体からすると、ゲームをすることによって補充していたエネルギーがなくなった状態です。
エネルギー不足で心身に過剰に負担がかかったり、違う形でそのエネルギーを取り込もうとしたり、するでしょう。
身体にとっては、本当の意味での「ゲーム卒業」にはなっていないのですね。
521-3 ▼ 本当の意味で卒業するには
まずは、自分が今やってしまっていること=いけないこと という考え方を手放しましょう。
本当の意味で何かを卒業したいと思っているなら、まずはそこからです。
その上で、お菓子やゲームによって補充しているエネルギーを、
・もう必要ないくらい十分に補充しきる
・何か別の形で補充する
このどちらかを選択してあげてはどうかなと思います。
身体が選ぶことは、すべて必要があって選んでいます。
自分が今やっていること、今いる状況、それらすべては、自分の身体がその時その時でベストな選択をし続けてきた結果あることです。
自分にとって必要でないものは一つもありません。
全部丸ごと肯定して大丈夫です。
何かに迷うとき、困るとき、不安なときは、すべてをその基本に立って考えてみてくださいね(^ ^)
本日は以上です。
それでは、また。
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