こんにちは。三輪堂です。
面白く生きる連載、211通目です。
211-1 ▼ 絵画教室での体験
今日は、子供の希望で、絵画教室の体験レッスンに参加してきました。
まずはパステルを使って、さまざまな野菜や果物の中から好きなものを一つ選んで描く、という体験をさせていただいたのですが、
そこで驚いたことが一つ。
そのとき息子が描いた絵は、どうひいき目に見たところで、まあごく当たり前の子供の絵、という感じです(^ ^;)
特別にうまくもなくへたでもない、「何が描かれているかはわかるレベルの絵」でしたが、
先生が一言二言アドバイスをくださって、その通りに点や線を描き入れた途端、見違えるようにイキイキとした絵になったのです。
結果、完成した絵は、こんなに素敵な絵をうちの子が描いたとは信じられないようなものになりました。
大人が描いてもなかなかこんな味わいでは描けないなと思うような、なんともいえない雰囲気のある絵でした。
211-2 ▼ 短時間で高い完成度に到達した理由
このときの先生のアドバイスは、
✔️暗めの色(黒は使わない)で物の下部に影を入れる
✔️影はパステルを横にして幅広に引く
✔️接地面に濃い色で輪郭線を引く
✔️特徴的な色を表現する
✔️光っている部分を強調する
✔️色の輪郭がはっきりしているところはパステルを立ててこすらずに描く
というようなものでした。(もっとありましたが、覚えきれませんでした)
こういった描画のポイントというのは、絵を描く方にとっては当たり前なのでしょうし、ネットで検索すれば、もっと詳しい「上手に描くヒント」がたくさん見つかるだろうなとも思います。
でも、ネットで情報を見ただけでは、これほど短時間で、これほどの絵を完成させることは、到底不可能だったと確信しています。
先生は子供たちのそれぞれの絵を見ながら、内容や表現を微妙に変えてアドバイスしてくださっていました。
同じリンゴを描いている子たちにも、それぞれ異なるアドバイスをなさるのですね。
この子にはここまで伝える、この子には具体的に丁寧に伝える、というように、その子が無理なく受け止められて、一歩ずつ次に進めるご指導だったと思います。
だからこそ子供たちは、それぞれの感性に沿った個性豊かな絵をそれぞれ完成させることができたのでしょう。
211-3 ▼ 情報が活きるコツ、情報を活かすコツ
情報だけがあっても、活用することはなかなかできません。
情報が活きるかどうかは、どんな情報を、どのくらいの深さで、どんなタイミングで手にするかが重要なポイントです。
適切なタイミングを見極めて、質・量・内容ともに適切な情報を出してもらうには、やはりプロフェッショナルの力を借りるのが一番です。
器用な方なら、ネットや本で調べた情報だけでも、それなりに成功できるでしょう。
でも、必要なタイミングで専門家の力を借りることをためらうべきではないと思います。
人に相談して、教えてもらいながら進むことで、自分だけでやるよりも何倍も早く、迷わず正道を行くことができます。
今はどなたも検索スキルが高く、何でも検索して無料情報で疑問を解消するのが当たり前になっています。
それである程度のところまでは、たとえば基本的な前提知識を一通り知るくらいまでは十分に行けます。
大事なのはそこから先なんですね。
もう一歩踏み込んだところまで行きたいと思うときは、頼るべきときに、頼るべき相手に、上手に相談してみてくださいね。
本日は以上です。
それでは、また。
いつもあなたに明るい風が吹きますように。