こんにちは。三輪堂です。
面白く生きる連載、194通目です。

194-1 ▼ 坊主憎けりゃ

昨日、虫歯になったらしい、歯を削るのが苦手だ、と書きました
そんなどうでもいい話を今日も引っ張って恐縮ですが、とにかくこうして虫歯という苦悩の輪郭を言語化して、歯医者の予約をとる勇気を出そうとしているので、皆さまお力を貸してください。。。

ところでわたしは、虫歯治療は苦手ですが、歯医者さんに行くことは苦手ではありません。「虫歯治療」と、「歯科医院に通うこと」や「その場にいるスタッフさんたち」は、全くの別物だからです。だから、子供をつれて歯医者に行くとか、歯の定期健診のために歯医者に行くとかには、何の苦痛も感じません。

この、「ネガティブな感情を向ける対象物を、その周囲にあるものと明確に切り分ける」という作業は、実は結構難易度の高いことだったりします。
俗にいう「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」というやつで、ネガティブな感情が広がってしまったり、対象が曖昧になってしまったりしがちなのですね。

194-2 ▼ 切り分けられないとどうなるか

虫歯治療くらいなら切り分けることができる人は多いでしょう。
でも、たとえば「後悔」とか「自分を責める」とか、「恨み」「怒り」「承認欲求」とかといった感情は、もっと厄介です。

たとえば自分が何かのプロジェクトで失敗したとする。でも、チームメンバーが補い合って、次のプロジェクトでは状況を改善できたとします。これ、チーム全体として見れば、とても良い方向に進んでいますよね。失敗は失敗、改善は改善として切り分けることができれば、失敗した自分もチームの成功を素直に喜べるでしょう。

ところがここで自分の失敗を切り分けられずに引きずってしまうと、いつまでもくよくよ悩んだり、失敗した自分は悪くないという保証を誰かからもらおうとしたり、挙句の果てにはチームの成功を恨んだりするようなことまで、してしまうことがあります。

194-3 ▼ 切り分けを練習しよう

状況や感情を正確に把握することが苦手なお子さんなども、しばしば同じような状況に陥ります。

「先生に怒られた、先生は僕のことが嫌いなんだ、もう学校には行かない」

という感じの三段論法で嘆くお子さんがよくおられます。先生が怒った理由であるところの対象物を切り分けられず、全部まとめて嫌になってしまっているのですね。

この場合は、先生がなぜ・何に対して怒ったのかを図示したり、怒ることと好き嫌いは別の話であることを説明したりなど、その子にとって伝わりやすい方法で丁寧に伝えていくのが良いでしょう。

対象物の切り分けは練習次第で上達します。大人も子供も、皆で丁寧に伝え合っていけると良いですね(^ ^)


そんなわけでわたくしは、「虫歯治療」と「歯科医院そのもの」の切り分けには成功しておりますので、あとは予約の電話をかければよいだけということになります。

が、なかなか電話に手が伸びない。ということは、この課題が大きすぎるということなので、予約電話までのステップをもっと細かく切り分ける必要がありますね。これもすべて療育の知恵です。

明日も虫歯の話を書いていたら、まだ電話ができていないのだと思ってください。

本日は以上です。
それでは、また。
いつもあなたに明るい風が吹きますように。