こんにちは。三輪堂です。
面白く生きる連載、168通目です。
168-1 ▼ 失敗から立ち直ること
本日はお知らせから。
10/30(金)・31(土)の2日間、LINEの配信をお休みさせていただきます。
次回のオープンチャットの配信は11/1(日)の22:50頃となります。
いつも読んでくださってありがとうございます。
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さて、本日のテーマは、「失敗から立ち直ること」について。
どなたも実感されていると思うのですが、人生は楽しいことばかりではないですよね。
誰だって、程度の差はあれ、つらく複雑な悩みや苦しみを体験してきていると思います。今まさに人生がハードモードの真っ最中、という方もいらっしゃるかもしれませんね。
168-2 ▼ 熱心な育児、先回りの育児
最近は、とても気をつけて育児をされ、お子さんにとって最善のサポートをと心がける熱心な親御さんも増えているように思います。
そういった親御さんは、たとえば、お子さんがつまずかないように、失敗しないように、さまざま手をかけて、つまずきの種になりそうなものを先回りして取り除いておいてくださることがあります。
こうして大人が手をかけてあげると、子供たちは確かにつまずかなくて済みますし、物事がうまくいく感じを味わうことができます。
特に、ふつうに生活しているだけでは失敗する体験が多くなりがちな発達障害の子にとっては、非常にありがたい経験だと思います。
168-3 ▼ 人生を強くしてくれるもの
ただ、失敗することは悪いことではない、ということも忘れないでいただきたいな、と思います。
昨日も書いたように、成功が白で失敗が黒だとしたら、人生には白も黒も必要です。真っ白な人生などありえないのですから。いつでも白いほうへ、白いほうへ向かおうとしていると、逆に自分の白さがわかりにくくなります。
黒を知っているから白の白さがわかるようになるので、成功を本当の意味で味わえるのは、失敗、理不尽な体験、ひどい経験を味わい尽くした人こそだと思います。
ひどい目にあって、そこから立ち直る体験こそが、人生を強くしてくれるのですね。
だから、育児や療育で、「我が子にとって最善で完璧な関わり」などは、別に求めなくていいんだろうなと思います。
時には大人も手を抜いていいし、自分勝手になっていい。自分の感情を子供にぶつけたり、泣いたりわめいたりしたっていいと思います。
そうやって、環境を整えすぎないでおいてあげることもまた、お子さんの人生を滋味豊かにしてくれる一つの道だろうな、と思っています。
本日は以上です。
それでは、また。
いつもあなたに明るい風が吹きますように。