461-1 ▼ 「かわいいね」
拙宅には4羽のセキセイインコがいます。
そのうちの1羽が「〇〇ちゃん(彼の名前)、かわいいね」としゃべっている、・・・気がします(^ p ^)
ほぼインコ語なので、ニンゲン側の気のせいかもしれないのですが、しゃべっているのだとしたら嬉しいです!
特に嬉しいのは、「かわいいね」という温かい言葉をしゃべってくれていることです。
もちろん言葉の意味などはわかってはいないでしょうが、たとえ鳥でも、悪口や冷たい言葉を話すよりよっぽど良いですよね。
461-2 ▼ 乱暴な言葉も使ってみなければわからない
お子さんが言葉の使い方を覚えていく過程で、悪口や乱暴な言葉を喜んで口にする時期があります。
どういうわけか、荒い言葉はみんなパッと覚えちゃうんですよね(^ ^;)
それでひっきりなしにお子さんから罵詈雑言を聞かされて、親御さんが参ってしまうことがあったりもします。
親御さんとしては心配になる時期ですが、これはこれで、言葉の使い方を覚えるという意味でとても大切なことです。
乱暴な言葉を使ってみることをしなければ、その言葉を使わないという選択をすることもできませんから。
以前、ある方のお話を伺ったことがあります。
その方は知的障害があって言語的なコミュニケーションは難しく、口にされる言葉はオウム返しが中心で、時々いくつかの要求の単語をお話されるくらいでした。
461-3 ▼ 自分の言葉が伝わる先
その方がしょっちゅう口にされていたのが「ありがとう」という言葉でした。
おそらく周囲の方が常にありがとうと口にされていたのでしょうね(^ ^)
ご本人が意味をわかってお話されていたのかはわかりません。
でも、ただ音を繰り返していただけだとしても、ありがとうと言ってもらえると周囲の人の胸が温かくなります。
意思疎通という意味でのコミュニケーションは取れなくても、その方の周囲には「ありがとう」を中心にした温かさのやりとりのようなものがありました。
人の言葉には大きな力があります。 たかだかインコが口真似をしただけでさえこんなにも嬉しくなれるのですから、一人の人が何気なく口にする言葉がどれほど周囲に影響を与えていることか。
言葉に不自由のないわたしたちは、もう一度改めて、自分の言葉がどこまでどんな影響を伝えているのか、見つめ直してみたいものだなと思った次第です。
深い自戒を込めて。
本日は以上です。
それでは、また。
いつもあなたに明るい風が吹きますように。
- 療育のセカンドオピニオンが欲しい方
- 一般的な療育支援分野とは違う角度からアドバイスが欲しい方
- 漠然とした不安や言葉にしづらい”何か”があってクリアにしたい方
ぜひ一度「オンラインセッション」にお声掛けください。
育児・療育は親子の育ち合いです。
お子さんのお話だけでなく、親御さんのお話を伺うことも大切な時間です。
うまく書けない・しゃべれないと思う方もご安心ください。
ゆっくり丁寧にあなたの中にある”何か”を引き出します。