441-1 ▼ お子さんの特性に気づいたときの保護者の気持ち
お子さんの発達に特性があるかもしれないと気づいたとき、その受け止め方は人によって大いに差があります。
診断がついてほっとする方もおられるし、大きなショックを受ける方もおられます。
後者の方の中には、他の子と「違う」ところが見つかるたびに皆と同じことができるようにと必死で練習したり、逆に一切の療育支援を拒否されたり、といった方がおられます。
親御さんとしては無理もないお気持ちだと思います。
かつてわたしは、こう いった親御さんのお気持ちに、ただお話を伺いながら寄り添うことしかできず、自分の無力さに愕然としたものでした。
441-2 ▼ 寄り添い方はいろいろある
それから10年近く経った今でも、「ただ寄り添うだけ」ということは、本質的には変わりません。
お子さんの発達障害をどう受け止めるかということは、そのご家族だけの大切な道のりであって、支援者や第三者が踏み込んではならない一線があると思うからです。
でも、その「寄り添い方」に、もう少しやりようがあるのだということを、この何年かで学びました。
その一つが、相互循環セッションを始めとする、身体的なアプローチです。
お子さんの特性を受け止めきれずに悩まれている親御さんの身体は、多くの場合、あちこちが分離して強張っています。
腕は腕だけ、脚は脚だけがバラバラに動いています。
身体にアプローチして、人の身体が本来持っている「野生動物のように全身が連動した自然でなめらかな動き」を思い出し、引き出していくことで、自然に心も整っていきます。
441-3 ▼ 自分の心身が整えば
人が他人を受け止め、受け入れるありようは、その人が自分自身を受け止め、受け入れているありようの、完全なる相似形です。
自分の身体を整え、心が安らげば、他人を見つめるまなざしも変化します。
お子さんの発達特性をどうしても受け止められない、これではいけないとわかっているけれども現実に向き合えない、、、
そんなときは、身体からアプローチするという方法もあるのだと思い出していただければと思います。
身体からのアプローチ
https://sanrindou-members.com/sougojunkan/
育児・療育に関わるすべての方の穏やかな毎日をお祈りしつつ。
本日は以上です。
それでは、また。
いつもあなたに明るい風が吹きますように。
自分の身体からの答えを知りたい方へ
身体の現在地を認識する
心と身体のバランスを整える
身体からのメッセージを受け取る
心身と対話する静かな時間をお過ごしください
あなたの身体がいま動きたいと思っている方向・速度・幅で波を通し、身体の現在地から心身のつながりを深めます
あなたの身体の中にある「今もっとも必要なこと」「いま伸びたいと思っている芽」をそっと後押しします