こんにちは。三輪堂です。
面白く生きる連載、133通目です。
133-1 ▼ くらげが持っているもの
昨日は、療育支援を「言葉を使うもの」「体感を使うもの」に分けて、それぞれの良さをお伝えしました。
くらげ体操には後者の、体感を使う良さがあります。
何通か前に、「くらげ⇒さかな⇒とかげ⇒とり⇒けもの⇒さる」という、特徴的な生物の進化のプロセスをご紹介しました。
生物は、進化するごとに新しい機能を獲得していったのですが、それらのさまざまな機能を獲得する前、もっとも原始的な生命であるくらげには、脳も、骨もありません。
あるのは、外界と自分とを隔てる境である「膜」だけです。
133-2 ▼ くらげ的なアプローチによって得られるもの
くらげの「膜」は、人間で言うと「皮膚」にあたります。
これまでも皮膚へのアプローチについては何度もお伝えしてきました。手のひらで皮膚をやさしく揺らして波を通す「手のワーク」もその一つです。
皮膚へのアプローチは、ある意味で「くらげ的」ということができます。
(本来のくらげへのアプローチは皮膚よりもさらに柔らかく全体的なのですが、その話はまたいずれ)
手のワークによって、
■身体の可動域が上がる
■ボディイメージが整う
■自分自身の存在が際立つ
■精神的な自己肯定の度合いが上がる
■不安や焦りが和らぐ
■自分自身とのつながりが良くなる
■他人との関係性も柔軟になる
などなど、さまざまなことを何度もお伝えしてきました。
これは実はすべて、くらげ的なアプローチによる効果と言い換えられます。
手のワークで言えることは、くらげ体操にも同様に言えます。
133-3 ▼ 誰もが無限の可能性を持っている
三輪堂は、「療育」という、人との関わり方の一形態に魅せられて、ここまで突き進んできました。
療育とは、その子の中にある可能性を掘り出し、拓いてあげることです。
適切な関わりによってその子の言動が変化し、表情も態度も明るく輝くのを見たことがある方は多いでしょう。
その子たちと同じ、無限の可能性は、実は、誰の中にも、まだまだ、山のように眠っています。
人は基本的に脳の5%しか使っていないとお伝えしましたね。5%だけしか使っていなくてもこれだけ充実した人生が送れているのに、さらにあと95%がそのまま残っているというのですから。
わたしたちはすごい伸びしろを持っていますね(^ ^)
くらげ体操は、自分の中にある根源的な部分にアプローチして、自分自身も気づいていなかった可能性に触れることができる方法です。
折を見て、ご希望の方にはくらげ体操を実際に体験していただける場などもご案内していきますね。
本日は以上です。
それでは、また。
いつもあなたに明るい風が吹きますように。