409-1 ▼ 無防備に受け取っていませんか
人の苦手意識やコンプレックスを刺激して引きつける、強力な広告手法があります。
「あなたが○○でないのは□□が足りないからだ」 という論法で、□□に関心を向けさせ、広告の場合は商品やサービスを購入させようとするのですが、
この「○○でない」の部分を無防備に受け取ってしまう方が少なくありません。
○○に当てはまるようなコンプレックス(お金、地位、知識、技術、体型、見た目…etc.)とは、その人にとっては、それがないこと、自分の理想とする状態でないことが、非常に気にかかるものですね。
409-2 ▼ 必要でないものは一つもない
コンプレックスを持つことが悪いわけではありませんし、現状に満足できないから改善のために行動を起こす、努力する、ということは素晴らしいことです。
ただ、ほとんどの人は、そのコンプレックスを「ないほうがいいもの」「あってはダメなもの」と徹底的に否定してかかります。
その否定の仕方が問題なのです。
身体の原理原則から見ると、人の心身に備わっているもので必要のないものは一つもありません。
コンプレックス、欠点、改善したいところ、と本人が思っているものであってもしかりです。
その時々であなたの心身がベストな選択をし続けた結果、あなたは今その状態で存在しているので、コンプレックスや欠点も含めたすべての状態が今のあなたの完璧な在り方です。
409-3 ▼ 今の自分に本当に必要なものは?
もしコンプレックスを改善したいなら、外部の価値観(冒頭に述べた広告のごとき)で動かされるのではなく、自分の意思で、
「今の自分の心身にとって本当に必要なものは何か?」
と選択して行動するのが望ましいですね(^ ^)
世の中にあふれる、コンプレックスを刺激する広告は、人を無意識に深いところまで傷つけます。
自分自身を否定し、理想と異なる自分を「あってはいけないもの」のように切り捨てさせようとします。
否定から始まる行動は強いエネルギーを持ちますが、真の充足にはつながりにくいものです。
もしこの記事を読んで、ご自身の中にも「自分を否定する」まなざしがあることに気づかれた方がいらしたら、ぜひ一度立ち止まって、ご自身の内側を見つめ直してみていただけたらと思います(^ ^)
本日は以上です。
それでは、また。
いつもあなたに明るい風が吹きますように。
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