386-1 ▼ 身体は素直に変わる
相互循環セッションをさせていただくと、身体がゆるみます。
ゆるむと、楽になった~と喜んでいただけることが多いです。
その一方で、「セッションからしばらくは調子が良かったのに、気づいたら元に戻ってしまった」といったお話をいただくこともあります。
そこにあるのは、ゆるんだら嬉しい、固まったら残念だ、という価値観です。
身体は常に変化しています。
一瞬も同じ状態ではいません。
施術を受ければ受けたなりに柔らかく温かくゆるむし、日常生活でストレスがかかったり、座りっぱなしでデスクワークを続けていたりすれば、それに応じて固まったり強張ったりします。
施術でゆるんだ身体が元に戻るのは、身体がいかに素直に周囲の環境に乗って動いているかという証拠です。
386-2 ▼ 良し悪しのジャッジは必要ない
固まる、強張るというと、良くないことのようなイメージがあるかもしれません。
でも、身体の状態に、良いも悪いもありません。
「今その状態である」という、ただそれだけのことです。
もしかしたら、身体が固まっているおかげで、ダメージを内側まで入れずに済んでいるのかもしれませんし、身体の一部にかかった過剰な力を身体のあちこちが分散して受け止めてくれていて、それを肩こりだの腰痛だのと認識しているだけかもしれません。
身体の状態に、良し悪しのジャッジをする必要はなくて、ただ、「今はこういう状態なんだな」と受け止めてあげるだけで十分です。
自分の思考や感情が「良い」と受け取るものだけを「良い」と判定しないであげていただきたいなと思います。
386-3 ▼ 今の状態をそのまま受け止めてあげてください
同じことは育児・療育でも言えます。
定型発達のお子さんのありようが「普通」で「良い」と思っていると、発達障害のお子さんのありようは「変わっていて」「遅れて・劣っていて」「みんなについていけていない」などと受け取りがちです。
そこには、良し悪しのジャッジが含まれています。
でも、人の身体と心は、ただ一人ひとりのありようで一生懸命に生きているだけなのです。
良し悪しをジャッジせず、ただ今の状態をそのまま受け止めてあげていただけたらなと思います。
大人が、自分自身の心身のありようを、良いとか悪いとかの色をつけずに素直に受け止められるようになると、お子さんのありのままも受け取りやすくなってきます。
良し悪しを超えたありのままの状態を体感してみたい方は、ぜひ一度相互循環セッションにいらしてみてください。
本日は以上です。
それでは、また。
いつもあなたに明るい風が吹きますように。
自分の身体からの答えを知りたい方へ
身体の現在地を認識する
心と身体のバランスを整える
身体からのメッセージを受け取る
心身と対話する静かな時間をお過ごしください
あなたの身体がいま動きたいと思っている方向・速度・幅で波を通し、身体の現在地から心身のつながりを深めます
あなたの身体の中にある「今もっとも必要なこと」「いま伸びたいと思っている芽」をそっと後押しします