こんにちは。三輪堂です。
面白く生きる連載、70通目です。

70-1 ▼ 発達の階段をのぼる時

育児・療育は、人の発達・成長のプロセスを目の当たりにできる素晴らしい機会です。昨日までできなかったことが少しずつできるようになっていく様子を見守ることができるのは、大きな感動ですね。

療育の対象になるお子さんは発達の階段の上り方がゆっくりなことがありますが、ご本人なりのペースで着実に上っていかれる方がほとんどです。

他の子よりも階段の上り方が遅かったりすると、一緒にいる大人は、焦ったり心配になったりすると思います。

でも、人の発達においては、階段を一段飛ばしにしたり、大人に手を引っ張られて駆け上がったりすることはできません。

たとえばお子さんが階段の一か所で立ち止まっているように見えたとしても、それは、その子にとって必要なプロセスです。今その子が立っている段を充分に味わい切ったら、自然と次の段に進んでいくものです。

人はきっと育ち、きっと変わるものです。
療育でなかなか成果が出ないように思う時は、支援の試行錯誤も必要ではありますが、同時に、お子さんの育ちを信頼して、時が満ちるのをじっと待ってあげる姿勢も大切だと思っています。

70-2 ▼ 大人の変化は喜ばれないことも

人とはこのように変わるものですが、、、

子供の育児においては、大いに喜ばれる成長や変化ですが、大人同士の人間関係となると一転して、変化を喜ばない場合もあります。

たとえば、興味関心が変わったのでチームを抜けたいが、しがらみがあって抜けにくいとか。
会社を辞めたいが上司同僚に気兼ねして辞められないとか。
しばらくぶりに会った知人がずいぶん雰囲気が変わってしまって付き合いにくくなっていたとか。

自分と他者とが同じペースで進んで、同じ地点に立っている時には良いのですが、どちらかが停滞したり、先に進んだり、道を反れたりし始めると、今までと同じようにはいかなくなります。

70-3 ▼ 自分か相手が変わる時は関わり方を変える

たとえば畑で作物を育てる時、畑が育っていったら、今までとは違う関わり方をしますよね。

畑への関わり方の最初は、土を隅々まで掘り返して耕しますが、芽が出てきた畑を同じように掘り返し続けるでしょうか?・・・そんなことをしたらせっかくの芽がダメになってしまいますよね。
芽が出て畑が変化したら、今度は肥料をやるとか虫を追うとか、人間のほうも次のステップの関わり方に変化するはずです。

人間関係もこれと同じです。自分と相手の足並みが揃っている時は良いのですが、揃わなくなったら、関わり方を変化させる必要があります。

それは相手が変化しようとしている時も、自分が変化しようとしている時も同じ。
ご自身の周囲の物事が何かうまくいかないとか、停滞・マンネリ・物足りなさ・居心地の悪さを感じるといった場合は、自分か相手が変化しようとしているのかもしれません。

そんな時はぜひ、昨日お伝えした1か月の行動の棚卸をして、現在地を認識してみてください。次に踏み出すべき一歩がきっと見えてくるはずです。

 

本日は以上です。
それでは、また。
いつもあなたに明るい風が吹きますように。