こんにちは。三輪堂です。
面白く生きる連載、68通目です。

68-1 ▼ 習い事をやめる時

皆さんのご家庭では、お子さんは習い事をされていますか?

世の中の子供たちは、学習塾、ピアノ教室、スイミングスクール、体操教室、サッカーに野球に空手などなど、実にさまざまな習い事を体験しているようです。わたしが子供の頃にはこんなに色々な習い事はなかったものですから、最近の子はチャンスに恵まれているなあと思います。

ところで、習い事って、始める時よりも「やめる時」に、ちょっと迷うんですよね。

習い事をやめる理由は色々あると思います。時間的体力的余裕がなくなった、内容が向いていない等々。
中でも親御さんが一番迷われるのが、【お子さんが通うのを嫌がるようになった】という時ではないかと思います。

一度始めたものを、嫌だからといって簡単にやめていいのか?
でも本人に無理をさせるのもどうかと思うし・・・

というあたりで逡巡される方が多いように思います。

68-2 ▼ 嫌なことはしなくていいのだろうか

やめるかやめないかの判断は、親御さんが総合的に状況を勘案して、ということになるとは思うのですが、ちょっと注意が必要なのは、「嫌なことはしなくていい」という印象をお子さんに与えてしまった場合です。

本当に嫌なこと、心身に悪影響が出るほどしんどいことを無理に頑張り続ける必要は全くないと思うのですが、かといって、苦手なことや嫌なことに一切チャレンジせずに避け続けていては、人生の成長がありません。

たとえばこだわりを作りやすかったり、一度こうと思ったことを変えるのが難しかったりするお子さんには特に、「嫌なことはしなくていい」「嫌だと言えば何でも終わりにできる」と思わせてしまうと、その考えを変えるのに苦労するかもしれません。

68-3 ▼ チャレンジするプロセスが大事

習い事とはちょっと話が逸れますが、

自閉傾向があったり、言葉でのコミュニケーションが難しかったり、感覚が過敏だったりするお子さんは、未経験の出来事を警戒して避けることがしばしばあります。
こういったお子さんたちに、本人が嫌がるからといって、嫌なものを全て排除してあげてしまうと、大人になってから生きることに苦労します。

苦手なことでも譲歩しつつ取り組む、チャレンジした中から成功体験をつかむ、といった体験ができるかどうかは、ご本人の経験値の広がりや、彩り豊かな人生を過ごせるかどうかを大きく左右します。

嫌なことでもまず少しだけ取り組んでみる、そのためにハードルは必要なところまで下げる、そのハードルに立ち向かうプロセスや乗り越えられた成果を承認し称賛する、その上でもう少し行けそうだったらもう一歩進むし、どうしても無理だとわかったら納得の上で撤退する。

こんな流れで、小さな成功体験を積み重ねつつ、その子なりの人生の「好き嫌い」「得意不得意」の分かれ道を選び取っていったらいいのではないかな、と思います。

大人になると逆に、頑張り過ぎてしまって心身に無理が出る方もいらっしゃるのですが、そのあたりをどうやって見極めていくかという話はまた別の機会に。

本日は以上です。
それでは、また。
いつもあなたに明るい風が吹きますように。