380-1 ▼ 「距離」についての補足
本日も、お知らせから。
では本編です。
前回は「物理的な距離」と「心理的な距離」について書きました。
前回の記事はこちら
大切にしたいのは物理的な距離ではなく〇〇
https://sanrindou-members.com/go/5530/
高い目標を掲げても、「いけそう」と思っていれば案外簡単に実現できる、(だから心理的な距離を縮めていくことをお勧めします)、ということを書いたのですが、その部分に補足です。
380-2 ▼ 自分ごと、他人ごと
前提として、いけそうと思っていればいけるというのは「自分の距離」の話です。
自分ごとならば心理的な距離を近くすることは大いに意味がありますが、他人ごとでは全く別物なのでご注意を。
たとえば人間関係でよくあるのが、「相手にこうなってほしい」という願いを持つこと。
育児ならば「我が子にこうなってほしい、~~ができるようになってほしい」という願い。
仕事の場ならば「この人がもっとこういう人ならいいのに、こういう考え方をしてくれたらいいのに」という願い、といったようにです。
決して悪意から来る願いではなく、純粋に
「そうなったほうが絶対にもっとスムーズに生活できるのに」
「もっと仕事が、人間関係が、生活が円滑に行くのに」
といった善意から来ていることが多いですね。
380-3 ▼ 無理やりは反発につながる
たとえ善意からであっても、誰かにこうなってほしいという目標を掲げて、それに向かって「いけそう」と思って自分が頑張るというのはちょっと違います。
身体の原理原則では、「あなたにこうなってほしい」という願いをこめて身体に触れると、逆に相手の身体は強張って動かなくなったり、抵抗や反発を感じたりすることが多くあります。
人間関係でも、たとえば上司に「あなたのこういうところが良くない、こうしなさい」と頭ごなしに指摘されたら、抵抗や反発を感じることがありませんか?
この連載でも何度か書いていますが、誰かにこうなってほしいという願いを持つことは悪いことではありません。
ただ、それを相手に押し付けるのはちょっと違うのですね(^ ^)
願いを相手に直接向けるのではなく、相手の頭上の空にふわっと投げ上げるくらいの気持ちでいるのが良いのだろうと思っています(^ ^)
というわけで、昨日の補足として、まとめると、
他人ごとについては、自分があれこれと思うことがあっても、願いは頭上に浮かべておくくらいのスタンスでいる。
自分ごとについては、心理的な距離を縮めて、いけそうと思ったらどんどんいってみたらいい。
そういう感じです(^ ^)
本日は以上です。
それでは、また。
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