371-1 ▼ 誰にも言えない秘密
ある方のお話を伺っていたとき、ふと 「誰にも言えない秘密」 の話題になりました。
誰でも、秘密にしたいことの一つや二つは抱えて生きているのではないかと思います。
秘密というものは誰にも話せない・話さないからこそ秘密と呼ぶのだと思いますが、これが不思議と、誰かに話したくなるものでもあるようですね。
「王様の耳はロバの耳」と地面に埋めたツボに向かって叫んだ、という昔話の一節が思い出されます。
371-2 ▼ 話すとは、離すこと
ある人が、自分の秘密を、誰かに話したいと思った、としましょう。
「話す」とは、「離す」ことです。
自分から秘密を手放し、誰かのもとに手渡すことです。
自分は秘密から解放されてスッキリしたり楽になったり、肩の荷が下りたような気分になったりするでしょう。
ところで、そうやって自分が肩から下ろした荷物はどこに行くのかというと、
話を聞いてもらった相手のところに行きます。
「話す」と楽になるのは、自分が「離した」荷物を、相手が一緒に背負ってくれるから、重さが分散されて楽になるのです。
371-3 ▼ 誰に向かって手渡すか
もしあなたが、ご自分の秘密を誰かに話したいと思ったならば、話す相手は丁寧に選ぶことをお勧めします。
あなたの大切なお話を、丁寧に扱ってくれる相手かどうか。
軽々しく扱わないか。
逆に荷が重すぎて共倒れになってしまわないか。
話を聞くことを専門にしている方ならば、そのあたりの感覚をきちんとお持ちだと思います。
今は、メッセージツールなどで気軽に相談できるプラットフォームも増えてきました。
どうしても誰かに話を聞いてもらいたいと思うときは、身近な家族や友人だけでなく、そういった専門家に話すことも選択肢に入れて検討してみられると良いのではないかなと思います。
本日は以上です。
それでは、また。
いつもあなたに明るい風が吹きますように。
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