287-1 ▼ 中学生のグループ指導での事例
本日はお知らせから。
以前ご連絡の通り、当面の間、日曜は配信をお休みいたします。
ということで明日の22:50頃のオープンチャット&翌月曜の11:25頃の公式LINEの配信はありません。
どうぞよろしくお願いいたします(^ ^)
では本編です。
ある施設の先生から伺ったお話です。
先生は、中学生のグループ指導で、場面ごとに自分の怒りの度合いを5段階で考える、という活動をされたそうです。
さまざまな場面での中学生さんたちの反応を伺って大変興味深かったのですが、中でもなるほどと思ったのは、
「授業中に騒ぐ子がいて授業が進みません。あなたのイライラ度数は?」
という質問についてです。
287-2 ▼ 違う意見を知る
こちらの質問に対する中学生さんたちの回答は、見事に1から5までに散らばったのだとか。
5(イライラが強い)にしたお子さんは、「勉強が進まなくて迷惑だ、成績に影響するから困る」という意見。
1(イライラが弱い)にしたお子さんは、「授業が止まれば勉強しなくて済むからラッキー!」という意見だったそうです。
グループの皆さんはそれぞれ、他の人と自分の意見との違いに驚き、そんな考え方もあるのか、という気づきが得られた様子だった、ということでした。
人によってイライラすることや嫌なことや苦手なこと、悲しみや喜びや怒りのツボが違うことがある、と理解できると、人間関係の軋みが少し軽くなりますね(^ ^)
287-3 ▼ イライラ度数が減るかも
こういうことは日常生活にもよく見られますね。
たとえば、お子さんがおもちゃを片付けないことに親御さんがいつもイライラしていたとして、お子さんは果たして、親御さんがイライラしている理由をきちんと理解しているでしょうか。
案外、お子さんは、おもちゃは出しっぱなしになっていたほうがすぐに遊べて便利だから・・・ などと思っていて、うちの親はなんであんなにいつもガミガミ言うんだろう、と不思議に感じていたりするのかもしれません。
大人同士のやりとりの中にも、同じような事例はいくらでも見つけられそうです。
お互いにどう思っているかをきちんと説明し合って、相手の感じ方をわかってあげられれば、生活の中のイライラ度数が少し減るのでしょうね。
中学生さんたちの活動から、改めて教えていただきました。
本日は以上です。
それでは、また。
いつもあなたに明るい風が吹きますように。