268-1 ▼ トイレの専用モップ
ドラッグストアで、「トイレの床を掃除するための専用モップ」を買ってきました。
わたしは元来、こういう「専用」と名付けられた道具があまり好みではありません(^ ^:)
こういうのって、専用と言いながら、他のもので代用が利くことがほとんどじゃないですか?
同じような道具を、浴室用だの洗面所用だのとわざわざ分けて、たくさん買わせようというメーカー側の思惑が透けて見える(ような気がする)のも気に入らない(- 3 -)。。
もちろん細かい工夫は各々にあるのでしょうが、浴室用の道具で洗面所を掃除したらきれいにならないのかと言ったら別にそんなこともない。
大体トイレの床掃除は、モップなんかなくたって、手で拭けばいいことですしね。
・・・と言いつつわたしがトイレの専用モップを買ってきたのには訳があります。
それは、「手でトイレの床を掃除するのが面倒くさいから」。
あまりにも面倒くさくて、もういい加減イヤになって、ふとドラッグストアで目についたモップを買ってみちゃったのです。
268-2 ▼ 適切な道具を使うことで
で、さっきモップを使ってみたのですが、いやあ、これはなかなか便利ですね。
(どの口がそれを言う!)
ただでさえ狭いトイレのタンクの裏の、めちゃくちゃ狭いところに無理やり身体を押し込んで、手を伸ばして必死になって床を拭いていたのがウソのようです。
これだけ楽に掃除ができるなら、億劫だったトイレ掃除がもっと身近なものになりそうです。(^ p ^)
適切な道具を使うメリット。
これってものすごーく、療育にも言えることなんですね。
適切な道具(や支援)を用いることで作業が楽になり、
作業が楽になると取り組むためのハードルが下がり、
それによって作業の頻度や習熟度が上がり、
そうすると次の作業に向かったりチャレンジしたりする余裕が生まれる。
非常に好ましい循環が生まれます。
268-3 ▼ まずはやってみよう
特別な配慮を必要とするお子さんの生きにくさは、他人にはなかなかわかりづらいところがあります。
何が苦手だと言葉で説明できれば共有しやすいのですが、言葉の力が不十分だったり、苦手さが自分にとって当たり前なためにそれがなくなった状態など思いもよらなかったりして(だから苦手さを解消する行動も発生しようがない)、常に何らかのストレスを感じながら低空飛行を続ける、ということもしばしばあります。
こういうときにぜひアプローチしていただきたいのが、療育をサポートする支援や道具を試してみるということです。
どんな支援が合うのかは、最初はあてずっぽうの試し打ちでも構いません。
少しでも楽になる方向に向かって進んでいってみて、苦手さがなくなった状態を体感することで初めて、自分にとっての苦手さの輪郭が見えてきます。
トイレの床は手でも拭けます。
確かに手でも拭けるんですが、モップを使ったらすごく楽になりました。
こんなふうに、現状のままでも行けるんだけどオプションをプラスしてみたら意外とよかった!ということはきっとたくさんあります。
これはやってみないとわかりません。
やってみてイマイチだったとしても、少なくとも「この方法はイマイチ」ということはわかります。
お子さんご本人が「こうしてほしい」と言うのを待つのではなく、大人の方々がどんどん支援の手を差し伸べてあげてくださいね。
本日は以上です。
それでは、また。
いつもあなたに明るい風が吹きますように。
- 療育のセカンドオピニオンが欲しい方
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お子さんのお話だけでなく、親御さんのお話を伺うことも大切な時間です。
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