療育の現場では、子供たちの良い行いに対して、即座に褒めることが理想的です。

 

褒めることは、認めること。

 

表にあらわれる良い行いを褒めるのはもちろん、子供自身が自覚していなかったかもしれない態度・行為まですくい上げて褒めることで、子供たちの自尊感情が育まれます。

 

 

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ところで、私たちは、大人になってからも、「誰かに認められたい」という思いを持っていますね。
両親や先生に褒めてもらえる小さい子供とは違い、大人は誰かに褒められる・認められる機会が圧倒的に減ります。

 

精一杯やったつもりのことが評価されない・・・
誰かのためを思ってしたことが受け入れられない・・・
私はこんなに頑張っているのに、誰もわかってくれない・・・

 

そんな経験から、がっくりと無力感を味わった方もいらっしゃることでしょう。
そんな時には、、、

 

自分で自分を認めてあげる

 

気持ちを、持っていただけたらなと思います。

 

 

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療育でも同じです。

 

大人がいつでもしっかり子供を褒めてあげられれば良いのかもしれませんが、そう毎回うまくいくとは限りませんよね。
そして、子供もいつかは大人になって、誰かに褒めてもらえる機会はずんと減ります。今の私たちと同じように(^ ^;)

 

そうなった時にいつまでも誰かに褒めてもらえることを待っていては、満たされない承認欲求がたまるばかりです。
それは、親として子供たちに伝えてあげたい最良のあり方とはいえませんね。
自分で自分を認めてあげる気持ちを持てるようになれば、そのほうがずっといいですね(^ ^)

 

お子さんには、まずは大人が徹底的に褒め、認めてあげること。
それから少しずつ、自分のよいところを自分で認められるように働きかけを進めていきましょう。
たとえばこんな働きかけが考えられます。

 

◆毎日のホームルームで、今日の自分の一番よい行動を書いて発表する。
◆夕食時に、一番おいしかったおかずを挙げ、どうおいしかったかを話し合う(他者のよさを考えることは自分のよさの反映になります。おかずという無生物に対してであっても意味は同じです)。
◆クラスのお友達のよいところを全員で模造紙に書いて貼り出す(同上)。

 

 

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そうしながら、親としての私たちもぜひ、自分自身を自分で認めてあげる気持ちを育てていきましょう。

 

子供たちと同じように、自分のよいところを紙に書き出すといった取り組みもよいですし、もっと手軽に行うには、自分の体を自分で優しく撫でてあげるのもよいでしょう。
冷たくこわばった肌が温まるまでゆっくり優しく手を当ててあげるだけで、ふーっと気持ちが楽になるものです。
報われないなとがっかりする時は、ぜひ試してみてくださいね。

 

もっと本格的に自分を認める方法を知りたい方は、こちらの講座もご覧になってみてください。

 

 

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行為の果実は、その場で受け取れるとは限りません。
それでも、何もなかったことにはなりません。
きっといつか、何かの形で、あなたのもとに届きます。
いえ、本当はもう届いているのに、あなたが気づいていないだけかもしれません(^ ^)

 

自分で自分を認めてあげることが当たり前になってくると、報われないなとがっかりする気持ちも、いつの間にか薄くなっていきますよ。

 

それでは、また!