大人が教えたいことではなく子供が知りたいことを体感させよう

子供が知りたいことを体験させる

私の娘は、10までの数唱がまだできません。

 

「いち、に、さん、ご、なな、はち、じゅう、きゅう、ろく、なな・・・」

 

という感じ。
1~3は覚えたようですが、その後は曖昧です。

 

こうなると、大人としては数唱を教えてあげたくなりますよね(^ ^)
さっそく、娘のカウントに合わせて「いち、に、さん、し・・・」と声を重ねてみると、

 

「やめて!ママ言わないで!」

 

と怒られました。(^ ^;)

 

そこで、しばらくの間は、娘に言いたいように言わせました。
本人が好きなように言うのを待って、言い終わったらすぐ、1から10までの数唱を聞かせます。
大人の数唱が終わったら、「よくできたね!」と娘を褒め、一緒に喜びます。

 

***

 

この状況で「よくできたね」と褒めるのはおかしい、と思われるかもしれません。
現に娘は数唱がまるっきりできていないわけですから、言葉だけを捉えるとおかしなことになりますね(^ ^;)
でも、ここで前向きな言葉をかけて、達成感を持たせてあげることが大切なポイントです。

 

娘は、数唱をしたいという気持ちで言葉を口にしているわけですが、成功していません。
うまく数唱できていないことは、自分でもよくわかっていると思います。
大人に指導されると腹が立つのは、できない自分に直面させられるかのようで気に入らないのでしょうか。
幼い子供でも、心の働きは複雑ですね。

 

指導という形ではなく、ただ大人がきれいな数唱を聞かせてあげることで、本当は自分が言いたかった・聞きたかった音を耳にすることができ、自分が言えたかのような喜びを味わえるのではないかと思います。
母の数唱を聞いた後の娘の笑顔は、静かな充実感を物語っています。

 

***

 

しばらくこの働きかけを続けたところ、

 

「いち、に、さん・・・ 次は?」

 

と、自分から質問するようになりました。

 

「し、」と大人が言うと、「し、」と自分も復唱します。
「ご、ろく、なな・・・」と、大人の後について素直に復唱できるようになってきました。
ここまでくると、数唱を覚えるのは時間の問題ですね。
娘の場合はまだまだ時間がかかりそうですが、彼女なりのペースで習得していくでしょう。(^ ^)

 

***

 

子供に何かを教えようとする時に大切な姿勢が一つあります。

 

大人が教えたいことを大人のペースで教えるのではなく、子供が知りたいと思っていることを体感させてあげる

 

ということです(^ ^)

 

人は誰でも、学びたい、成長したいと思っています。
娘が不十分ながら数唱を試みていたように、自分が知りたいと思っていることならば、何も言われなくても勝手に自分で吸収します。

特に発達段階の幼い子供の場合、大人が言葉で説明しようとしてもうまくいきません。
楽しい活動の中で自然に体感させることで、自分で掴み取ってもらうほうがよいのです。

 

もちろん、食事やトイレ、社会的な行動など、緊急度の高い指導についてはこの限りではなく、大人が主導権を握ってしっかりと教える必要があります。
また、もともと興味の幅が狭いお子さんの場合は、そもそも興味を持ってもらうために、大人が積極的に働きかけることも必要でしょう。
それでも、たぶん学校で習う大部分の事柄は、お子さんの興味を引き出し、楽しく体験させる取り組みの中で、もっと柔軟に教えてあげることができると思っています。(*^ ^*)

 

***

 

お子さんに何かを教えたいと思っているが、なかなか身につかない、という場面では、「なんとかして教えなくちゃ!」という気持ちで心がいっぱいになるものですよね。
そんな時、あなたも「大人が教えたいこと」の目線になっていませんか。
深呼吸して、一歩引いて、

 

「子供が知りたいことは何か?」
「どんなふうに体験させてあげればわかりやすいか?」

 

こんな目線で考え直してみてください。
きっと何かのヒントが見つかると思います。(^ ^)

 

 

指導のご参考になれば幸いです。
それでは、また!

子供が知りたいことを体験させる

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この記事を書いた人

楽しい療育の三輪堂 主宰

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ふとしたきっかけでゼロから独学で療育を学び、療育の知恵はあらゆる人に当てはまる人生の知恵であると確信。従来の療育知識に整体・武学体術・エッセンシャルオイル等を取り入れ、身体の原理原則にもとづいて無理なく心身を活かす道を提案中。日常生活のすべてが学びになり、よりよく生きるヒントに変わる生き方を実践しています。

活動フィールドは、情報発信・執筆・オンライン療育相談・身体と心をゆるめるセミナー・エッセンシャルオイルと整体を組み合わせたケア・志を発信する媒体作成など。

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